海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!


不可能楽園 〈蒼色館〉
上小野田警部シリーズ
倉阪鬼一郎 出版月: 2012年09月 平均: 2.00点 書評数: 2件

書評を見る | 採点するジャンル投票


講談社
2012年09月

No.2 2点 Kingscorss 2020/09/28 15:27
単純に仕掛けを含めて、内容に全く面白いところがありませんでした。つまらない、嫌いとかではなくて、面白味を感じられる箇所が少しもなかったです。

前作『新世界崩壊』はバカミスとしてはかなりいいアイディアだったのですが、今回は何もかもが凡庸で、バカミス好きの自分でもいいところを探すのが難しい始末。

いつもの言葉遊びは個人的に好きではないんですが、その言葉遊びの仕掛けさえダメダメの出来。最後のオチ含めて何もかもも面白くなかったです。。。どうしたんでしょう。。。

言葉遊びの仕掛けのために内容は希薄になるは明白で、その言葉遊びまでダメとなるともう評価できるパートがなく、最低でもこういう言葉遊びは多大な労力をかけるわりにマンネリですし、そろそろやめたほうがいいんじゃないかなぁと思いました。その分、内容だけでバカミスとしての完成度を上げたほうがよっぽど面白い本かけるんじゃないかと思います。

初めて倉阪鬼一郎さんのバカミスを読んだ人ならもう少し点が上がるかもしれませんが、何作も読みこんでる読者には辛い点数になりそうです。

No.1 2点 いいちこ 2016/12/20 17:20
もとよりバカミスであることを認識し、期待して手に取っている以上、本格として極めて凡庸である点をもって、低評価するつもりはない。
しかし、バカミスとしての仕掛けについて、本格部分との関連性や必然性がほとんど感じられず、その仕掛けが明かされた時に、「新世界崩壊」のような衝撃を全くもたらしていない点で評価することはできない。
投入された莫大な労力は認めるが、著者の自己満足との印象が強い


キーワードから探す
倉阪鬼一郎
2017年10月
鉄道探偵団 まぼろしの踊り子号
平均:5.00 / 書評数:2
2017年06月
からくり亭の推し理
2016年01月
桜と富士と星の迷宮
平均:5.00 / 書評数:2
2014年08月
波上館の犯罪
平均:3.33 / 書評数:3
2013年09月
八王子七色面妖館密室不可能殺人
平均:5.00 / 書評数:2
2012年09月
不可能楽園 〈蒼色館〉
平均:2.00 / 書評数:2
2011年09月
五色沼黄緑館藍紫館多重殺人
平均:4.67 / 書評数:3
2010年09月
新世界崩壊
平均:4.75 / 書評数:4
2010年06月
薔薇の家、晩夏の夢
2009年09月
三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人
平均:6.16 / 書評数:19
2009年04月
遠い旋律、草原の光
2008年09月
紙の碑に泪を
平均:4.00 / 書評数:2
2007年09月
留美のために
2007年07月
四神金赤館銀青館不可能殺人
平均:5.31 / 書評数:13
2007年03月
騙し絵の館
平均:4.00 / 書評数:1
2006年07月
下町の迷宮、昭和の幻
平均:5.00 / 書評数:1
2004年07月
42.195
平均:6.00 / 書評数:1
2002年07月
青い館の崩壊 ブルー・ローズ殺人事件
平均:4.00 / 書評数:1
2001年04月
四重奏
平均:6.00 / 書評数:1
2000年10月
文字禍の館
平均:5.00 / 書評数:1
2000年01月
迷宮 Labyrinth
平均:3.50 / 書評数:2
1999年07月
田舎の事件
平均:6.00 / 書評数:2