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[ 短編集(分類不能) ]
輝く夜
旧題『聖夜の贈り物』
百田尚樹 出版月: 2007年11月 平均: 6.75点 書評数: 4件

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太田出版
2007年11月

講談社
2010年11月

No.4 8点 蟷螂の斧 2026/03/16 18:17
何処にもありそうなメルヘンの世界。文章が文学的でもないのに、どこがいいのか?。そうだ!ストーリーティングが巧みなんだな。
①魔法の万年筆 7点 彼女はクリスマス・イブの日にリストラされた。金もなかったが、ホームレスに施しを…ホームレスからもらった鉛筆(これぞ、大人のメルヘン?)
②猫 8点 猫と暮らす派遣社員の彼女。残業で青年社長と二人っきりとなる。食事に誘われるが、猫が待っていると断る…気持ちとは裏腹(最後の一行が決まるW)
③ケーキ 8点 末期がんの二十歳の娘は密かに若い医師に思いを寄せていた…奇跡的に癌が消滅(切ないなあ)
④タクシー 9点 酔った彼女はタクシー運転手に、昔の彼氏との出会いから別れまでを話し始める…スチュワーデスと偽っての付き合い(そういう展開になるとは)
⑤サンタクロース 5点 妻は、初めて夫に昔のつらい経験を語り出す…ぐれた長男(現実であれば、長男の性格等書き込み不足で納得感なし。SFと捉えてもなあ)

No.3 5点 makomako 2012/02/19 09:10
 短編で読みやすく、あっという間に読んでしまった。どの作品も悪くはないが、ことにすばらしいということもなかった。この程度のことなら自分でも思いつくのではといった感じ。まあ時間が余ったときの暇つぶしにはよさそう。
 あとがきを読むと作者は「ボックス!」を途中で中断してまでも書きたかったとのことだが、私には「ボックス!」のほうがはるかによかった。

No.2 7点 メルカトル 2011/12/22 22:21
どこかしら不幸や不運を抱えた女性たちの、聖夜に訪れる一夜限りの奇蹟の物語を描いた短編集。
どの作品も非常にコンパクトにまとめられているが、内容は充実しており、中身がぎゅっと詰まった大人のためのメルヘンである。
心洗われるような、心が温まるような、そんな作品が目白押しで大変好感が持てる。
読んで良かったなあと実感できる、何度も読み返したくなるような作品集だと思う。
個人的にお気に入りは『猫』と『ケーキ』の2作、思わず落涙する事間違いなしの佳作に仕上がっている。

No.1 7点 シーマスター 2011/12/21 23:24
「永遠の0」の作者が贈る、聖夜の奇蹟を描いたファンタジー短編集。

最終話以外は、恵まれているとは言えない独身女性が主人公の恋愛メインのストーリーだが、その骨格は全て子供向けのメルヘン以外の何物でもない。が・・・・

・『魔法の万年筆』・・う~ん、くるなぁ。だけどこんな男、ぜってぇいないよね。
・『猫』・・こんな男、もっといない・・と思い・・
・『ケーキ』・・愛とは何か、幸せとは何なのか。
・『タクシー』・・どうまとめるのかと思いきや
・『サンタクロース』・・主よ、人の望みの喜びよ

確かに全ておとぎ話だが、懸命に生きる心優しき子羊たちに幸を与え給へ、と仄かに清らかで暖かい気持ちにさせてくれる、作者から大人たちへのクリスマス・プレゼント。


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