皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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マッチメイク |
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不知火京介 | 出版月: 2003年08月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 2件 |
講談社 2003年08月 |
講談社 2006年08月 |
No.2 | 7点 | 江守森江 | 2011/02/01 09:54 |
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乱歩賞受賞作ながらミステリー及びサスペンス部分では先の展開がミエミエな凡作でしかない。
一方でプロレス業界内幕小説としての面白さは抜群で、加えて青春アスリート小説としてもベタながら面白い。 乱歩賞応募の為にミステリー的な展開にしただけで主眼は内幕&青春小説の部分にあるのだろうし、受賞理由もそちらの躍動感や面白さだと選評からも分かる。 ミステリ書評サイトでの採点ではあるが、私の採点も作品の主眼部分を重視し、それに加えてプロレス&スポ根好きなので大甘な7点とした(それでも遠慮して満点にはしない) プロレス好きなら登場キャラと実在モデルとの摺り合わせも簡単でより楽しめるだろう。 作者の作品を2作読んだ感じではミステリーよりも特殊な題材での家族小説に本領を発揮する気がする(2作共面白かった) ※参考文献を見ても新日本プロレスをモデルにしているが、私は今でも全日本プロレスのジャイアント馬場&ジャンボ鶴田の師弟コンビがプロレスの王道だと思っている。 チャンピオン・カーニバルでの師弟直接対決で鶴田が一度も勝てなかったのが正に『マッチメイク』 |
No.1 | 7点 | makomako | 2008/10/15 22:19 |
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プロレスを扱った推理小説ってあまり知らないのだがこれはなかなか面白い。プロレスの仕組みも何となく分かるところも興味深い。プロレスが主体の推理小説だから何となくその方面のおたくなものかと思いきや、江戸川乱歩賞をとった立派なミステリーである。トリックも大掛かりではないがさほど無理がない。軽く読めて読後感も悪くない。 |