海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ サスペンス ]
孤独の歌声
天童荒太 出版月: 1994年01月 平均: 5.67点 書評数: 3件

書評を見る | 採点するジャンル投票


新潮社
1994年01月

新潮社
1997年02月

No.3 5点 ぷちレコード 2026/06/15 21:33
多摩川沿いの住宅地で連続発生するコンビニ強盗と女性監禁殺人の行方を、ロック少年と若き女性刑事、サイコキラーの三人の視点から描き出している本書は、青春成長小説とサイコスリラーの要素を巧みに融合させた異色サスペンスである。
コンビニで夜勤をしながら作曲に打ち込む少年と監禁殺人の捜査に執着する女性刑事の交情からは作者独自の持ち味が窺える。その意味では堅実な仕上がりを見せているが、サイコスリラーとしては監禁殺人とその犯人像のディテールにもうひと工夫欲しかった。

No.2 5点 yoneppi 2013/11/23 15:35
猟奇殺人者の好きな音楽って似てくるのかな。

No.1 7点 Tetchy 2008/08/20 00:04
連続するコンビニ強盗、連続する若い女性の死体遺棄事件。
これらの事件を、捜査する朝山風季とシンガーを目指す芳川潤平、そして完璧な家族を目指すサイコキラーの謎の男の3人を軸に話は展開する。

後に『家族狩り』、畢生の傑作『永遠の仔』を物する作者の、天童荒太名義でのデビュー作(文庫解説によればその前に別名義でデビューしているらしい)。
文庫改稿版で読んだので、発表当時とはいささか文体が改めてられているようだが、この作品から既に読者の心まで響く信条描写力が備わっている。

しかし、展開は非常によどみないが、どうも2時間サスペンスドラマ的な感じと、どこかから借りてきたようなチープな感じが拭えない。
コンビニを舞台にした日常性、つまり誰しもが経験する恐怖を扱った手腕は買えるんだけど。


キーワードから探す
天童荒太
2024年01月
ジェンダー・クライム
平均:8.00 / 書評数:1
2020年05月
迷子のままで
平均:7.00 / 書評数:1
2008年11月
悼む人
平均:6.50 / 書評数:6
2006年02月
包帯クラブ
2000年11月
あふれた愛
平均:5.00 / 書評数:1
1999年02月
永遠の仔
平均:7.67 / 書評数:9
1995年11月
家族狩り
平均:6.00 / 書評数:2
1994年01月
孤独の歌声
平均:5.67 / 書評数:3