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[ ホラー ]
ゾンビ3.0
石川智健 出版月: 2022年10月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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講談社
2022年10月

講談社
2024年12月

No.1 6点 メルカトル 2026/02/14 22:23
香月百合は新宿区戸山の予防感染研究所に休日出勤する。研究熱心で優秀な下村翔太や、医学博士で女性所員憧れの加瀬祐司も出勤していた。日曜なのに全所員の8%ほどの計40人が研究所にいるようだ。席に着いてWHOのサイトに接続すると、気になる報告があった。アフガニスタンやシリアなどの紛争地域で人が突然気絶し、1分前後経つと狂暴になって人を襲い始めるという。しばらくすると研究所内の大型テレビに、現実とは思えないニュース映像が映った。人が人を襲う暴動が日本各地で起こっているというのだ。いや、世界中で。WHOの報告と関係があるのだろうか。研究所は2メートルの塀で囲われているが、外が騒がしくなってきた。テレビ画面に向かって所員が呟いた。「これゾンビでしょ」。
Amazon内容紹介より。

まあ面白かったけれど、終盤までテレビ越しにゾンビが増殖しているのを目の当たりにしているのに、イマイチ切迫した空気が感じられなかったのが残念。それと最後まで、何故世界中で同時多発的にゾンビが現れたのかが描かれていなかったのも、スッキリしませんでした。しかし、終盤になってゾンビが出現した原因を突き止めていく過程は、目を瞠るものがあり、それまでと打って変わって生き生きとしてきます。
予防感染研究所の面々も、途中で参戦した現役警察官の一条やゾンビオタクの城田もそれぞれ個性的で良かったと思います。終盤ではゾンビと無関係の意外な展開が待っており、その意味でも楽しめます。





【ネタバレ】





結局そもそもの原因はモジホコリという粘菌であり、脳がないにも拘らず記憶能力を持っているというものだった訳ですが、これは実在します。読み終わってから気になって検索せずにはいられませんでした。興味のある方はググってみて下さい。尚コロナに関する記述はほんの僅かでした。同じ感染症と云う事でもっとスポットが当てられるかと思いましたけどね。まあゾンビとは関係ないから仕方ないでしょうか。


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石川智健
2025年07月
エレガンス
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