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[ サスペンス ]
20 誤判対策室
石川智健 出版月: 2019年08月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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講談社
2019年08月

No.1 7点 猫サーカス 2019/12/18 18:28
(架空の)誤判対策室(刑事、検事、弁護士からなる冤罪調査組織)の有馬(警視庁元刑事)が、殺人を犯して自首てきた元判事紺野と対決する物語。自白したにもかかわらず一転容疑を否認し、対面した有馬に紺野はゲームをもちかける。「私の犯罪を証明し、起訴できなければ、あなたの娘を殺害します」と。完全犯罪に自信をもつ紺野。紺野と全く接点のない有馬。一体紺野の動機は何で、何が目的なのか。有馬は誤判対策室のメンバーたちとともに調査を開始すると事件は予想外の広がりをもつ。真実と正義が必ずしも一致しない状況の中で行うべきは何なのかを考えながら、秘密の作戦を遂行していく。前作「60 誤判対策室」もけれん味たっぷりで驚きの行動で手玉に取られたけれど、今回も終盤、大胆不敵なゲームを仕掛けてきて圧倒される。単独でも愉しめるが、前作を知っていればより愉しめるし、幕切れには快哉を叫ぶことでしょう。


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石川智健
2019年08月
20 誤判対策室
平均:7.00 / 書評数:1
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