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[ 日常の謎 ] 新学期にだけ見える星座 市立高校シリーズ |
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| 似鳥鶏 | 出版月: 2026年01月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 東京創元社 2026年01月 |
| No.1 | 5点 | kanamori | 2026/03/24 09:12 |
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| 学園ミステリ「市立高校」シリーズの8作目。前作の「家庭用事件」が2016年の作品なので10年ぶりで、随分久しぶりの刊行です。(→追記、これは誤りなので訂正、未読ですが2021年に「卒業したら教室で」という作品が出ていました)
一応の主人公である葉山君が三年生になり美術部の部長になっていて、男女二人の新入生がレギュラーキャラクターとして加わっています。最初のうちは、この美術部の後輩二人のプロフィール紹介が続くので、てっきり、そのひとり中内修太郎と幼馴染みの岩境ひなを主人公として進行していくのかと思っていたら違いました。大学生になっている伊神先輩を含め、誰が探偵役になるのかが不明のまま各編が進行します。 第1章の「日常的な非日常」は、華道部の密室状況の控え部室で、備え付けの壺が壊された事件の犯人捜しで、これがなかなかの難物で、一応の解決があった後に、真相が三転四転と転がる転がる多重解決ものです。密室のハウより動機がポイントでしょうか。続く2章と4章は、葉山君が何故か卒業生の伊神先輩に呼び出されて、ともに不可能犯罪的な日常の謎に関わる話で、全然学園ミステリではないw 三章が、男子バスケ部の部室を巡るトラブルを謎解く話。霊感というか予知能力がある後輩の岩境ひなが目立つ話で、真相はシリアスで、シリーズとしては異色作です。 |
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