皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] クイーンと殺人とアリス |
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| 金子玲介 | 出版月: 2025年11月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 2件 |
![]() 講談社 2025年11月 |
| No.2 | 7点 | メルカトル | 2025/12/13 22:27 |
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| 謎解きアイドル”Queen & Alice”のオーディション。孤島で開催される最終審査に集まったのは、クイズ大会で敗れたリベンジを誓う高校生コンビの想空と七色、9年間オーディションを受け続ける真昼、元バンドマンの聖来ら、個性豊かな8人の候補者たち。しかし夢をかけた合宿は、常軌を逸した悪夢へと変わるーー。
Amazon内容紹介より。 八人の候補生の内キャラが立っているのは、探偵役と助手役の四人で他はあまり目立っていないのがちょっぴり残念でした。ただ期待していたより本格色が強く、二人の探偵が別々の線から真相に迫る過程はかなり面白かったですね。前半のクイズのシーンでは問題のレベルが次第に上がっていくのが楽しく、知識欲の強い人にとっては持って来いだったのではないでしょうか。後半のクイズは難易度が高く、私にはとても歯が立たないものでした。 又、そのクイズが事件解決の鍵となっているのも確かで、ただの賑やかしで終わっていないのがポイント高いです。「何故孤島の怪しい館でケータイを取り上げられた状況なのに殺人が起きないんだ?」と宣っていた七色が、いざ殺人が起こってから急にその発言を反省して泣いていたりするのは矛盾しているのではないかと思いました。しかし後味は良く、続編を匂わせるもので今後の動向に期待したいところですね。 |
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| No.1 | 7点 | 虫暮部 | 2025/12/05 15:47 |
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| いやこれ、面白いけど本当にミステリ? なんて思っていたら、ちゃんと伏線になっていて成程こういうやり方もありか。更なる一押しも効いていた。
個々のキャラ立ちが過ぎて目がチカチカしちゃう。シリアスだけどコミカルで病んでいてインパクト大な場面多。実は真昼ちゃんの成長物語なのでは? 面白さの半分はミステリ由来じゃないけど良し。 ネタバレ気味で一つツッコミ。 七色&想空の推理で、確定ポイント云々の部分について。 あれは正答の選択肢を全て知っている&冷静にポイントを見極めている前提で、つまり競技クイズガチ勢の基準で一般人を測っている。それでも正答率が高いことは変わらないけど、ジャンケン五連勝する程度だからね。 |
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