[ SF/ファンタジー ] シュレーディンガーの少女 |
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松崎有理 | 出版月: 2022年12月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 東京創元社 2022年12月 |
No.1 | 6点 | 虫暮部 | 2023/05/26 13:12 |
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この作者は、秀逸なアイデアを示しつつも、ズバッと切れ味鋭いタイプではなく、寧ろややナマクラでデレッとした部分に味わいを感じさせる、と私は認識している。
その作風が生きているのが「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」「ペンローズの乙女」。 一方、「六十五歳デス」の、世界設定。そこでは(偽薬効果と承知の上で)ああいう稼業が成立する、そこまではいい。しかし、施術のパフォーマンスがあまりにチャチ、あの程度で大金を稼げる、非合法である、しかも警察があそこまでしつこく追いかけて来る、となると疑問符が幾つも頭に浮かんで来たのだった。 |
松崎有理
- 2022年12月
- シュレーディンガーの少女
- 平均:6.00 / 書評数:1
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- イヴの末裔たちの明日
- 平均:6.00 / 書評数:1
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