海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 警察小説 ]
ジウ 警視庁特殊犯捜査係
<ジウ>サーガ
誉田哲也 出版月: 2005年12月 平均: 6.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


中央公論新社
2005年12月

中央公論新社
2008年12月

中央公論新社
2021年01月

No.1 6点 メルカトル 2023/04/15 22:55
〈ジウ〉サーガ、ここに開幕――。都内の住宅地で人質籠城事件が発生。所轄署や捜査一課をはじめ、門倉美咲、伊崎基子両巡査が所属する警視庁捜査一課特殊犯捜査係も出動した。人質解放へ進展がない中、美咲は差し入れ役として、犯人と人質のもとへ向かうが……!? 籠城事件と未解決児童誘拐事件を結ぶ謎の少年、その背後に蠢く巨大な闇とは?
Amazon内容紹介より。

私は2005年発行のノベルスで読みましたので、その後二度出版された文庫本に記されているⅠの文字はありません。つまり最初の時点ではシリーズ化される予定はなかったのかも知れないとも思えます。しかし、それにしては余りに続編を匂わせる終わり方だったので何とも言えないところですね。

本作は門倉美咲と伊崎基子という二人のヒロインが活躍する警察小説で、まだほんの始まりに過ぎない序章のような小説と言っても良いでしょう。読みどころはフワフワして何を考えているか分からない美咲、怖いもの知らずで向こう見ずな男勝りの基子の対照的な二人のそれぞれのドラマにあるので、言わばお仕事ミステリと捉える事も出来ます。同僚だった美咲は誘拐事件に携わり、基子はSATに招聘されてそれぞれに道を歩みだし、物語はその軌跡を追う様に語られます。個人的にどちらにも感情移入出来ず、それでも面白く読む事は出来ました。グロ描写もそこそこでらしさを見せています。
因みにドラマでは多部未華子と黒木メイサ主演で2011年にテレビ朝日で放映されていました。


キーワードから探す
誉田哲也
2021年02月
オムニバス
平均:5.00 / 書評数:1
2019年10月
背中の蜘蛛
2017年11月
ノーマンズランド
平均:5.00 / 書評数:1
2016年05月
硝子の太陽R-ルージュ
平均:6.00 / 書評数:1
硝子の太陽N - ノワール
2015年09月
プラージュ
平均:7.00 / 書評数:1
2014年11月
インデックス
平均:4.50 / 書評数:2
2014年04月
ケモノの城
平均:5.00 / 書評数:1
2013年12月
Qrosの女
平均:5.00 / 書評数:1
2013年07月
増山超能力師事務所
平均:5.00 / 書評数:1
2013年02月
ドンナ ビアンカ
平均:7.00 / 書評数:1
2012年11月
ブルーマーダー
平均:6.33 / 書評数:3
2012年06月
あなたが愛した記憶
平均:5.00 / 書評数:2
2011年10月
ドルチェ
平均:6.00 / 書評数:2
2011年03月
感染遊戯
平均:6.50 / 書評数:2
2010年03月
主よ、永遠の休息を
平均:6.00 / 書評数:3
2009年11月
インビジブルレイン
平均:6.00 / 書評数:1
2008年10月
ヒトリシズカ
平均:5.00 / 書評数:1
2008年02月
シンメトリー
平均:5.00 / 書評数:1
2007年11月
国境事変
2007年07月
武士道シックスティーン
平均:2.00 / 書評数:1
2007年03月
ソウルケイジ
平均:6.50 / 書評数:6
2006年02月
ストロベリーナイト
平均:6.45 / 書評数:11
2005年12月
ジウ 警視庁特殊犯捜査係
平均:6.00 / 書評数:1
2004年01月
アクセス
平均:6.00 / 書評数:1