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[ SF/ファンタジー ] 最後から二番目の真実 |
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フィリップ・K・ディック | 出版月: 不明 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
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東京創元社 2007年05月 |
No.1 | 6点 | 虫暮部 | 2022/11/03 12:55 |
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ディックおなじみの “作り物の現実”。本作は結構即物的でロジカルで、さほどぶっ飛んではいない。特権階級が支配する世界像は、私なんかが読むと陰謀論者に対する揶揄に思えるが、作者は真剣な社会批評のつもりだったのかも。そのへんは “ホンモノ” を傍観する面白さ(?)。
一応密室殺人が発生。このトリック、好きだ。今ならミステリとしてもアリかも(??)。 ただ、近未来(もうすぐ追い付く)のテクノロジーの進歩、はいいんだけど、“時間” にまで手を広げたのは無節操に過ぎる。こればかりは次元の違う技術だと思うんだよね。いや、それでこそディック(???)。 |