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[ サスペンス ]
処刑前夜
犯罪事件記者モリー・ケイツ
メアリー・W・ウォーカー 出版月: 1994年07月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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講談社
1994年07月

No.1 5点 ROM大臣 2022/10/05 16:27
事件解決から10年の歳月を経て、処刑を目前に再び動き出した事件の顛末を描いている。
少々強引すぎる点も見受けられるが、ヒロインの感じる焦燥感、別れた夫の再会や処刑制度への反感、ブロンクが獄中で書いた詩を挿入するなどして、骨太で読み応えのある作品に仕上がっている。
また、モーリーの亡くなった父親にまつわる事件について触れている個所がある。主人公が犯罪ライターという職業を選ぶきっかけとなり、警官である夫との出会いのきっかけともなったこの事件は、モリーという人間を形成する重要な要素であるだけに、もう少し詳しく描き、作品の重層化を図ってほしかった。


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メアリー・W・ウォーカー
1994年07月
処刑前夜
平均:5.00 / 書評数:1