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[ SF/ファンタジー ] 蒼穹のファフナー |
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冲方丁 | 出版月: 2005年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
メディアワークス 2005年01月 |
早川書房 2013年02月 |
No.1 | 6点 | メルカトル | 2022/04/18 22:55 |
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あなたはそこにいますか―謎の問いかけとともに襲来した敵フェストゥムによって、竜宮島の偽りの平和は破られた。島の真実が明かされるとき、真壁一騎は人型巨大兵器ファフナーに乗る―。シリーズ構成、脚本を手がけた人気テレビアニメを、冲方丁自らがノベライズ。一騎、総士、真矢、翔子それぞれの無垢なる“青春”の終わりを描く。さらにスペシャル版「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」のシナリオを完全収録。
『BOOK』データベースより。 いきなり戦闘シーンから始まります。主人公一騎が搭乗するファフナー11番機は未知(ほとんどその正体は明らかにされていない)の敵、スフィンクス型と呼ばれる、己の中に相手を取り込んでしまう生物?を相手に迫力の戦いを繰り広げます。おお、アニメや映画化もされた『ファフナー』とはこの様な凄まじい戦闘を描いた物語だったのか、と思いました。すると一転、学園ものの青春ストーリーへと様変わりしていきます。 青春の一ページを切り取ったような、憧憬、淡い恋、嫉妬、償い切れない過去、友情などの青臭い登場人物のそれぞれの想いを思い切り読者にぶつけています。其処には言葉に言い表せない様な魅力が詰まっています。一つ私が何故か惹かれたのが、一騎の感じる真矢の声だったりします。甘い声でも甘えた様な声でもなく、甘いような声。何となく想像力を掻き立ててくれる気がしませんか?まあ感じ方は人それぞれなので、私だけかもしれませんが、それはそれで良いんですよ。そして突然エピローグに突入。えっ、もう終わりなのと思ってしまいました。 巻末のシナリオは正直要らなかったなあ。 |