皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ その他 ] 死刑囚最後の日 |
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ヴィクトル・ユゴー | 出版月: 1982年06月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
岩波書店 1982年06月 |
岩波書店 1982年06月 |
光文社 2018年12月 |
No.1 | 5点 | 虫暮部 | 2021/11/28 10:17 |
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娘と面会する場面とか、面白い断片はあるけれど、全体としては真摯な分だけ興趣を遠ざけてしまっている。
文学史上最初の“日記体小説”だそうな。この形のテキストだと、古典的な“結末で語り手が死ぬ話はどうやって書かれたのか?”問題が浮上する。これはブログで何でも晒す現代人に対する皮肉だね。死刑囚にブログが許可されたら、執行直前まで更新するんだろうか。彼は死んでもスマホを手放しませんでした。 「序文」で死刑制度廃止を訴えているが、こういう論は長くなると説得力を失うと思った。 |