皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ サスペンス ] 燃えつきた地図 |
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安部公房 | 出版月: 1972年11月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
新潮社 1972年11月 |
新潮社 1980年01月 |
新潮社 1980年11月 |
新潮社 1984年01月 |
No.1 | 5点 | 虫暮部 | 2021/08/25 11:42 |
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普遍的な主題なのかもしれないが手法が古い。なので“それはもう判ってるよ”と感じることも多かった。主人公が追い詰められる過程や立場が反転するポイントも、“探偵の苦悩”とか“覗くものは覗き返されるのだ”とかではなく、単なる不運に思えてしまう。私などよりも初々しい魂(“都会人の孤独と不安”なんてフレーズを陳腐だと感じないような)で読むべき作品なのだろうか。
あの姉弟の組み合わせ(の噛み合わなさ?)や河原の暴動のエピソードはいいね。 |