海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 法廷・リーガル ]
ヴェニスの商人
ウィリアム・シェイクスピア 出版月: 1963年01月 平均: 6.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


河出書房新社
1963年01月

旺文社
1966年01月

河出書房
1967年01月

新潮社
1967年11月

岩波書店
1973年01月

白水社
1977年10月

講談社
1979年01月

旺文社
1981年12月

白水社
1983年10月

集英社
1991年04月

岩波書店
1993年07月

大修館書店
1996年05月

筑摩書房
2002年04月

角川書店
2005年10月

光文社
2007年06月

研究社
2010年04月

No.1 6点 蟷螂の斧 2021/03/21 17:06
裏表紙より~『ヴェニスの若き商人アントーニオーは、恋に悩む友人のために自分の胸の肉一ポンドを担保に悪徳高利貸しシャイロックから借金してしまう。ところが、彼の商船は嵐でことごとく遭難し、財産の全てを失ってしまった。借金返済の当てのなくなった彼はいよいよ胸の肉を切りとらねばならなくなるのだが――。機知に富んだ胸のすく大逆転劇が時代を越えてさわやかな感動をよぶ名作喜劇。』~
発表当時(1590年代)は喜劇だったんだろうけれど、現在ではシャイロックの悲劇ですね。これほどユダヤ人を差別しているとは思っていなかったので、後味はよろしくない。まあ、シャイロックの裁判での叫びが唯一の救いではあるのだが。ユダヤの人々が本作をどのように評価しているのか気になって調べたら、やはり人権団体が学校教材や舞台演劇に使用することに反対する運動や裁判を起こしていましたね。現代の演劇や映画では、「悲劇」と扱っているようです。あと、当時の貞操観念が面白い。未婚の女性が、婚約者に「わたしは○○と寝ましたのよ」(嘘ではあるが)などと言う。こんなところが喜劇要素だったのかも。


キーワードから探す
ウィリアム・シェイクスピア
1963年01月
ヴェニスの商人
平均:6.00 / 書評数:1
1951年01月
ハムレット
平均:7.00 / 書評数:1
1948年01月
マクベス
平均:7.50 / 書評数:2
1911年01月
オセロー
平均:7.00 / 書評数:2