皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ SF/ファンタジー ] 僕たちのアラル |
|||
---|---|---|---|
乾緑郎 | 出版月: 2017年09月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
KADOKAWA 2017年09月 |
No.2 | 6点 | 人並由真 | 2018/03/19 18:17 |
---|---|---|---|
苦みのある青春SFミステリとして、なかなか心に染みた。
しかしこの帯の文句は今さら『メガゾーン23』でも手塚作品『赤の他人』でもあるまいし、悪い意味で王道すぎる。 あとメインヒロインは、最後にたどり着くこのポジションじゃなく、第二ヒロインなれども実質的に主人公の心を永遠に占有する、そんな立場の方が良かったような。 |
No.1 | 6点 | 小原庄助 | 2018/02/04 10:15 |
---|---|---|---|
壮大な実験を巡る、異なる理想の対立を描いている。
火星移住計画の準備として、15万人規模の都市を、30年にわたり外部から完全に隔離し、自給自足で社会を運営するという実験が行われていた。そこで生まれた「第2世代」の男子高校生が、父親を誘拐され、大きな陰謀に巻き込まれる。 犯行声明を出したのは、過激な活動で知られる環境保護団体。対する当局も、重要な情報を隠蔽しているようで信用できない・・・。 キャラクターの立った転入生の少女に振り回され、軽快なテンポで二転三転する物語は、若者たちにはライトノベルとして、年長者には懐かしい青春SFとして楽しく読めるだろう。 |