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[ 本格/新本格 ]
古本屋探偵の事件簿
古本屋探偵須藤康平シリーズ
紀田順一郎 出版月: 1991年07月 平均: 6.50点 書評数: 4件

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東京創元社
1991年07月

No.4 4点 メルカトル 2021/09/16 23:03
「本の探偵――何でも見つけます」という奇妙な広告を掲げた神田の古書店「書肆・蔵書一代」主人須藤康平。彼の許に持ち込まれる珍書、奇書探求の依頼は、やがて不可思議な事件へと発展していく。著者ならではのユニークな発想で貫かれた本書は、「殺意の収集」等これまで書かれた須藤康平もののすべてを収録した。解説対談=瀬戸川猛資
Amazon内容紹介より。

無味乾燥な文体で面白みのないストーリーが描かれる、古書探偵のビブリオミステリ。冒頭は多少興味を惹かれる部分もありますが、話が進むにつれどんどん煩雑になって行き、無個性の登場人物も誰が誰だか分からないような状況で、内容がちんぷんかんぷんになる作品が多いです。中には意外な真相なのもあります。しかし全体として人間が描けていないし、そもそも主人公の須藤に魅力が感じられません。

プロットも上手くないですね。情景も全く浮かんできませんし。
稀覯本に関しては明治から大正のものがほとんどで、素養のない私には何が何だかって感じでした。文章が下手という訳ではないと思いますが、自然と頭に沁み込んでくる感覚が全然なく、私にとって苦行の連続でした。古本や古書店に興味があるからと言って安易に読むと火傷しますよ。

No.3 7点 monya 2010/10/11 22:51
紀田氏の経歴があってこそ書ける作品
主人公の古本屋探偵が遭遇する事件は(ある程度の古本への愛を必要としなければ面白く読めないかもしれないが)どれもミステリ的な謎ばかり
誰が本をすり替えたのか?消えてしまったあの人は何処に?
神田の神保町に行った後に必ず読み返したくなる一品

No.2 5点 江守森江 2009/05/24 09:02
神保町の古本屋街に活気があった頃に読んだ。
自分も古本屋になりたかった時期があり主人公に憧れた。
当時は本に埋もれて死にたいと思った。
しいて言うならミステリーとしてはさほど面白くない作品。

No.1 10点 Tetchy 2007/11/24 18:44
本を愛する方、特に古本屋巡りをして稀少本の探索に明け暮れた覚えのある方にはかなり面白く読めるミステリです。
私はこれを読んで、自分の本の執着心はまだまだだなと安堵しました。


紀田順一郎
2000年12月
古書収集十番勝負
古本街の殺人
1999年07月
第三閲覧室
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1991年07月
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1989年06月
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