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30年くらい前に読んだ、黒潮の流れが鍵になるミステリー作品を探しています。

mosamosaさん (2025/03/27 16:52)
ある日、黒潮が沖合を流れるある日本の海岸(場所は覚えていません)に死体が打ち上げられます。

鑑識によればその死体は数日間黒潮に浸っていたということなのですが、遺体となった人物と生前に関係があった容疑者が黒潮から見て「下流」にいたことは間違いない。
ここで捜査が暗礁に乗り上げますが、捜査陣は古典文献から「黒潮は時に逆流する」と言う情報を掴み、海洋生物学者の助けを借りて「容疑者の居た場所から黒潮の逆流に乗せてその海岸に遺体を流すことは出来た」と立証します。

そのくらいしか覚えていないのですがもう一度読みたいので、どなたかご存じないでしょうか。
作品、順不動、ベスト5
みんなの回答・返信
みりん (2025/10/23 20:52)

私も気になり『瀬戸内殺人海流』『安楽死』『屍海峡』を読みましたが、どうやら違うようです。

ネットで調べると、お探しの作品は『蒼き海の伝説』である可能性が高いです。
chikyu-to-umi.comというサイトの「西村寿行」というタイトルのブログで『蒼き海の伝説』について以下のようなことが書かれています。【ここからはネタバレを含むため未読の方は注意】

(以下ブログの抜粋)

「高知県足摺岬で若い女性の溺死体が発見されるところから始まる。
 死亡経過日数は約十日前後と推定され、黒潮の上流である九州南方から沖縄までのどこかで入水したと推定されるが、該当するような行方不明者の届出はなく、事件は迷宮に。ところが別の医療過誤事件に絡んで、看護婦の日野克子が8月19日に伊東のマリーナから病院長とボートで沖に出たのを最後に失踪。刑事は病院長が伊豆半島沖で克子を殺害したことを立証しようとするが、その克子が黒潮を600キロも遡った足摺岬の溺死体であることが判明・・・」

おそらくこれだと思うのですがいかがでしょうか。
下の4作品は問い合わせとは関係のない、好きな海系ミステリーです。


蒼き海の伝説

西村寿行 / 角川書店 / 1977年10月

ナイルに死す

アガサ・クリスティー / 早川書房 / 1957年01月

帆船軍艦の殺人

岡本好貴 / 東京創元社 / 2023年10月

ポオ小説全集2

エドガー・アラン・ポー / 東京創元社 / 1974年06月
に収録されている『ナンケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』

飢餓海峡

水上勉 / 朝日新聞社 / 1963年01月

人並由真 (2025/04/19 23:22)

たぶん西村寿行の初期作品『安楽死』『屍海峡』『瀬戸内殺人海流』の中のどれかです

どれも数年前に読んだので記憶と情報がごっちゃになり(汗)、また本の山の中から現
物を捜すのが大変なので、特定できませんが。よかったら当方のレビューのあらすじも
参考にしてください。正解にヒットするのを願っています。

※最後の2つはお問い合わせに関係ない、単純に自分のスキな寿行作品です(笑)。


安楽死

西村寿行 / サンケイ新聞出版局 / 1973年01月

屍海峡

西村寿行 / KADOKAWA / 1976年03月

瀬戸内殺人海流

西村寿行 / KADOKAWA / 1975年09月

滅びの笛

西村寿行 / 光文社 / 1976年01月

去りなんいざ狂人の国を

西村寿行 / 祥伝社 / 1978年08月


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