留吉さんの登録情報 | |
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平均点:5.40点 | 書評数:25件 |
No.5 | 6点 | 放浪探偵と七つの殺人 歌野晶午 |
(2004/09/21 11:25登録) トータルとしては高水準の短編集と言えるだろう。 ・『ドア⇔ドア』 古畑任三郎の楽しさ。 ・『幽霊病棟』 大凡作。この人は傑作とは言えなくても特異な才能を窺わせる作を多数出している割りに、本編のような子供の推理クイズで見たようなネタを平気で書いてくることがある。放浪作家の七不思議。 ・『有罪としての不在』 論理の詰めに甘さはあるがよく考えたものだと思う。挑戦物としては楽しめる。だけどこんなの解けるわけがない。 ・『W=mgh』 不気味だが漫画的でもあり、んなわけねェだろ、と笑える。 しかし信濃譲二というのはホントに嫌な奴なんだろうね・・・ |
No.4 | 1点 | 占星術殺人事件 島田荘司 |
(2004/09/10 10:45登録) トリックは大したものだが、大声で吠えて走り出すほどではない。昔懐かしい「頭の体操」系。異論多いが余計な状景描写が多すぎて、ただでさえとっつきにくい話が必要以上にだらだらと長くなって(して?)いる。騙すために集中力を疲弊させられている感じ。コンパクトにまとめた方がインパクトが大きいのでは。 |
No.3 | 4点 | 時計館の殺人 綾辻行人 |
(2004/09/06 15:56登録) メイントリックの雄大さは認めるが、サスペンス・ストーリーとして生かせていない。「十角館」のネタを時間的に応用したものとも言えるが、あれ程の衝撃は全く受けず「ふ〜ん」で終わってしまう。答え合わせも疲れるばかり。あと、男子学生の格闘、殺害シーンは共犯者の存在を示唆してしまうのではないか?(いないと無理な気がする) |
No.2 | 8点 | 斜め屋敷の犯罪 島田荘司 |
(2004/09/06 11:46登録) ネタのバカさ加減に笑える。確かに御手洗の出現が遅いが刑事たちがいい味出してると思う。菊は簡単すぎる。(意味は難しいが) |
No.1 | 10点 | 十角館の殺人 綾辻行人 |
(2004/09/04 15:32登録) 純粋に驚けた。自分が買った本屋のミステリーコーナーには「クリスティの『そしてだれも・・』に真っ向から挑む」との宣伝文句があったが、誇大ではなかったと思う。 |