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ミステリの祭典

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るてなんさんの登録情報
平均点:7.60点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 8点 焦茶色のパステル
岡嶋二人
(2004/04/04 08:47登録)
面白かったですね!トリックも、肝心のところはなかなか良い出来だと思います。岡島氏の作品はこれが初めてですが、その他の作品も読む気にさせてくれます。


No.4 9点 青の炎
貴志祐介
(2004/04/04 08:40登録)
もうずいぶん前にこの作品は読んだのですが、その内容はまだほとんど頭の中に残っています。下らない作品、おもしろくない作品は読んだ次の日にはもうほとんど頭の中に残っていないと言うのに・・・。この作品のラストに異議を唱える人もいますが、この作品の、この主人公の最後はこうでなければならないでしょう。はっきり言って面白かった!


No.3 9点 ルール
古処誠二
(2004/04/04 08:31登録)
第二次大戦終了間際の補給も何も無いフィリピン戦線。そこで、鳴神中尉は弾薬輸送を命じられる。絶対的な飢餓の中、兵達は南方春菊、昆虫、鬼シダの芽、木の根、食える物は何でも食べながら絶望的な任務を遂行する。その弾薬輸送の真の意味は・・・鳴神中尉以下の兵達の運命は・・・
現代人が、戦争における究極の状況をどう描くのか、興味を持って読み始めましたが・・・まさに一気読み。寸暇を惜しんでひたすらページをめくり続けました。この作品、「このミステリーがすごい」・・・等のランキングに入っていないのが不思議です。まあ当時の人間の心境を描く時の視点が現代人になってしまっているというのが不満と言えば言えますが。古処誠二、この作家はいけますね!


No.2 2点 マークスの山
高村薫
(2004/02/28 22:17登録)
高村薫の作品にはどうも感情移入できない。読者をぐぐっと引きつける物がない。キャラに魅力がない。こんな感想私だけかな?


No.1 10点 終戦のローレライ
福井晴敏
(2004/02/28 22:08登録)
泣けました。これは究極の潜水艦小説です。「国家としての切腹」の方法がいまいち納得出来ませんでしたし、切腹の目的も同様です。しかし、しかし、絹見艦長を中心としたこの時代の男達の「信じた道に殉ずる」その圧倒的な迫力にただただ脱帽しました。映画化が決定しましたが、今から楽しみです。(でもこのスケールの大きな物語を日本の映画技術でうまく表現できるのでしょうか?)

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