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ミステリの祭典

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終戦のローレライ

作家 福井晴敏
出版日2002年12月
平均点7.83点
書評数6人

No.6 6点 mini
(2015/08/06 09:58登録)
8月6日終戦間近です
お願いします

シュウセンローレライ
え?え?なんて?

シュウセンローレライ、フー!、シュウセンローレライ、フー!
シュウセンローレライ書評してね

いや、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
シュウセンローレライってなんですの?
書評しろと言われましても、意味わからんからできませ~ん

シュウセンローレライ、フー!、シュウセンローレライ、フー!
戦闘地域の南国シュウセンローレライ

いや、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
シュウセンローレライってリゾートなん?
でも南国言うてもいろいろあるよ
テニアン、グアム、サイパンどれですの~?

シュウセンローレライ、フー!、シュウセンローレライ、フー!
彼女と潜水艦でシュウセンローレライ

ちょちょちょ、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
嘘はついたらいけません、彼女と潜水艦言うてたけども
彼女ドイツ人だし潜水艦も元はUボートや~ん

シュウセンローレライ、フー!、シュウセンローレライ、フー!
ナーバル、シーゴースト、伊507
エノラゲイフラッシュローリングサンダー

いや、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
そこシュウセンローレライちゃいますの?
意味わからんからやめて言うたけど、もう終戦待ってまっすん

エノラゲイフラッシュローリングサンダー、エノラゲイフラッシュローリングサンダー
運命の時エノラゲイフラッシュローリングサンダー

ドイツの父さんは、日本から来た祖母から生まれた
日本人の祖母を持つ元SS将校の名は、フリッツ・S・エブナー

ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
それ言うなら日独ハーフととドイツ人とのクォーター
エブナーの妹は後にジャパニーズピーポー

歌ってみたけど、名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ
絶対米国に渡さんシュウセンローレライ
フー!
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん
あざした!

No.5 9点 itokin
(2012/10/12 19:08登録)
福井さんの作品は初めてだったが全ての面で脱帽。一字一句を無駄にしない表現力、登場者の心理描写、スケールが大きく、スピードがあり、そのくせ独りよがりを感じさせない。戦争の空しさ、残酷さを丹念に描き深い感動を呼ぶ。大長編だが長さを感じず一気読みさせられた。

No.4 7点 E-BANKER
(2009/09/15 22:28登録)
太平洋戦争を舞台とした一大スペクタクル小説。
まさに福井版「沈黙の艦隊」といった趣きで、読んでいる間、自分がまるで当時の潜水艦の中にいるかのような臨場感を味わえます。
「亡国の・・・」は上官と部下の信頼・友情をテーマにしていますが、本作はラブストーリー的要素も結構入っています。(映画では妻夫木と香椎由宇でしたね)
個人的には、「亡国」の方が好みなのでこの点数としましたが、時間のあるときに一気読みすることをお勧めします。

No.3 5点 カッパのサンペイ
(2007/10/20 09:47登録)
これは機動戦士ガンダムか?

No.2 10点 SD
(2005/07/10 14:20登録)
ミステリとして採点すべきものではないと思うが・・・
どうしても「沈黙の艦隊」と比較してしまう部分が多いが日本が実際に経験した”終戦”という儀式及びそこに立ち会う時代を生きた人の意識を追体験させられるという点では迫力あり。
ミステリとしてより読み物として10点。

No.1 10点 るてなん
(2004/02/28 22:08登録)
泣けました。これは究極の潜水艦小説です。「国家としての切腹」の方法がいまいち納得出来ませんでしたし、切腹の目的も同様です。しかし、しかし、絹見艦長を中心としたこの時代の男達の「信じた道に殉ずる」その圧倒的な迫力にただただ脱帽しました。映画化が決定しましたが、今から楽しみです。(でもこのスケールの大きな物語を日本の映画技術でうまく表現できるのでしょうか?)

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