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ミステリの祭典

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ロビーさんの登録情報
平均点:8.00点 書評数:5件

プロフィール| 書評

No.5 7点 どんどん橋、落ちた
綾辻行人
(2005/04/15 15:52登録)
本格推理は人物が描けていない、とよく言われるが、本作は最初から人物など描く気がない。
パズルを解くように本当に単純に謎解きを楽しめる作品。
「どんどん橋〜」が伏線となって「ぼうぼう森」に騙されるという二重の罠も楽しめる。


No.4 10点 十角館の殺人
綾辻行人
(2005/04/15 15:47登録)
衝撃の一文と美しく整合性のとれた着地。
本格推理とはかくあるべき、という作品。


No.3 8点 探偵映画
我孫子武丸
(2005/04/15 15:26登録)
騙された。その一言に尽きる。
このアイディアを思いついた監督が、他人にどう思われようが、試してみずにはいられなかった気持ちがよくわかる。
悪趣味には違いないが、騙し、そして騙されるということの快感からは逃れられない。
だからこそに推理小説を書く人間がいて、それを読む人間がいるのだろう。


No.2 7点 十三番目の陪審員
芦辺拓
(2005/04/15 15:22登録)
推理小説としての完成度はともかく、陪審員制度の存在意義について深く考えさせられる作品。
個人的には日本でこの制度が受け入れられることは困難であると思っている。
すべての日本人が、本作に登場する陪審員のような成熟した判断力を持てればともかく…。
いや、そしたら犯罪そのものがなくなるか?


No.1 8点 メビウスの殺人
我孫子武丸
(2005/04/15 15:18登録)
「しりとり」に「三目並べ」。
下手をすればバカミスに成り下がる紙一重のところで本格推理として持ちこたえている。
ミッシングリンク物としては秀逸。
オチは蛇足の感もあるが、この作品には相応しいような気もする。

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