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ミステリの祭典

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silver cloudさんの登録情報
平均点:6.71点 書評数:7件

プロフィール| 書評

No.7 5点 となりのナースエイド
知念実希人
(2024/02/23 18:22登録)
なんだ、まるでドラマのためだけに書いた小説みたいじゃないか。謎をこんな風に放り出すのは失格だろう。中半まではおもしろかったのに、惜しい。


No.6 8点 そして誰かがいなくなる
下村敦史
(2024/02/23 14:48登録)
自宅自慢の本じゃないか!と思いながら読んだ(笑)。あれこれと謎は増えるけど、地味すぎるのではと思いきや、後半にだんだんひねりが効いてくる。かなりよく練られた話だな。やはり家を建てる際から構想していたのだろうか?


No.5 5点 こわれもの
浦賀和宏
(2024/02/10 20:49登録)
全体的にちょっと地味な感じがする。漫画のヒロインが死んだからといって漫画家を殺そうとするファンの気持ちはちょっと理解できない。 それほど何かのファンになってみたことがないからだろうか。 とにかく後半で点を取り返した感じ。犯人の動機が印象的だった。


No.4 9点 地雷グリコ
青崎有吾
(2024/01/14 23:41登録)
誰もが知っているゲームにルールを追加して、全然予想できない展開を作り出す。ゲームの結果は決められているけど、その結果にたどり着く'HOW'が見事。
青崎有吾って頭いいね。俺のベストは『自由律ジャンケン』と「だるまさんがかぞえた」。


No.3 7点 殺人鬼探偵の捏造美学
御影瑛路
(2024/01/12 23:06登録)
あ、これは荒業というか、とても無理のある話だった。
この人物のことだから、こういう行動はあり得るみたいな推理は説得力が足りないんじゃないかな。
でも個人的には結構好き。たまにはこういう刺激的な話も読んでみたいものだ。


No.2 6点 などらきの首
澤村伊智
(2024/01/09 17:21登録)
ホラーとミステリーは相性がいいと思う。でも両者のバランスを取るのは簡単ではない。
今まで澤村伊智の本を何冊読んできたが、どうもミステリー寄りの作品が多かったような気がする。で、俺にとっては怖くないというのが問題だ。
「などらきの首」もあんまり怖くはなかった。隠れていた真相に驚きは感じるが、恐怖は感じない。
6編のうち、「居酒屋脳髄談義」と「学校は死の匂い」は楽しめた。ホラーがミステリーに奉仕した印象は拭えないが。


No.1 7点 案山子の村の殺人
楠谷佑
(2024/01/08 18:57登録)
案山子がある山の奥の村にしては地味すぎるんじゃないかと思うほど、地に足をつけたまま話が進む。
こういう書き方は嫌いではない。吹けばど飛ぶほど軽いミステリーが多い中、こういうミステリーもなければならないと思う。
ただ、地に足をつけているだけに、トリックがちょっとチップに感じられる。でもそこで終わるのではなく、後半の展開で楽しませる。
まあ、動機も個人的にはありだと思う。
有栖川有栖が好きなら読んでみても損はないと思う。

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