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ミステリの祭典

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のぶゆきさんの登録情報
平均点:9.25点 書評数:4件

プロフィール| 書評

No.4 10点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2024/09/21 12:49登録)
これに満点を付けなければ、満点をつける作品はなくなるでしょうという傑作。こんな見事なトリック、どうして思いついたのだろう。あら探しをすることは出来ますが、そんなことに意味はないでしょう。小説の雰囲気もトリックの1部になっているようですね。回答に辿り着いた人がいたのだろうか。


No.3 10点 名探偵に甘美なる死を
方丈貴恵
(2024/09/21 10:46登録)
「首無の如き祟るもの」以来の衝撃的トリック! 1ヶ月考えても分からす、答えを見て驚きました。これ、答えを分かった人はいるの? SFミステリーの金字塔になると思う。


No.2 9点 忌名の如き贄るもの
三津田信三
(2022/09/24 17:07登録)
ネタバレありです。



3回読んでも気付きませんでした。7、8個は、ヒントが出ていたのに。伊津子が可哀想で、そのためか、物凄く怖く、読み終わって何日か耳もとで囁かれる妄想に囚われました。
「厭魅」より上で「首無」より下ということで、9点です。しかし、何で気づかなかったのだろう。


No.1 8点 厭魅の如き憑くもの
三津田信三
(2021/08/25 16:43登録)
ネタバレあります。


最初はどこから考えれば分からなくて、その後、可能性の点から色々と考えましたが、単独犯では不可能としか思えませんでした。かなりホラー度が強いので、どこまでがミステリーで、どこからをホラーとすれば良いか分からず、ホラーの部分を多くすれば、解決できるかもと思いました。
解決を見てから読み返して、なるほど目線に気づいけば、私も解答に辿り着いたのにと思い残念でした。部屋、人物の位置関係を把握しようとして、何度やってもうまくいかず、諦めたのが失敗です。
誰とも口を聞かず、カカシの中に居て話を聞いているというのは、かなり怖いシチュエーションで、小説のすべての場面よりも、そのことが怖いと思いました。

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