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ミステリの祭典

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ぶん太さんの登録情報
平均点:5.33点 書評数:6件

プロフィール| 書評

No.6 8点 魔術師の弟子たち
井上夢人
(2012/09/12 19:54登録)
「ダレカガナカニイル・・」の系譜を継ぐ、これぞ井上夢人といった作品。
オチの切なさでは、前者に軍配が上がるものの、収束感は互角でしょうか。

映像化も出来そうなお話ですので、近年のミステリ映画の出来なら、是非チャレンジしていただきたい作品。


No.5 6点 春から夏、やがて冬
歌野晶午
(2012/09/12 19:48登録)
帯がひどいな~。作者が意図していないものだとしたら
これを考えた出版社は罪である・・。
帯に引っ張られて、先が気になるのは確かだが、
作品全部を読んだら、帯のせいで脱力してしまうことは
分かりそうなものだが・・。

主人公の日常を記した筆力はさすが。どことなく奥田英朗を
思わせる。
また、少女の独白部分は携帯小説をパロった感じが、
ふざけてはいるがこの作者の妙。
結末云々ではない部分に7点、結末で±0、帯で-1。


No.4 5点 完全・犯罪
小林泰三
(2012/03/16 15:51登録)
小林泰三らしい理論の応酬。
名作「玩具修理者」や「酔歩する男」を思わせる
不可思議な短編集ですが、物語として面白い・・と
いうのとは少し違った。
タイムパラドックス等の理論を楽しめる方は満足できるかな。
しかし、そういった理論がきっちりと着地しているわけではないので
ご注意を。


No.3 2点 黒い森
折原一
(2010/12/15 23:48登録)
両側から読める!という本を作ってみたかっただけ、
としか思えない内容。
相変わらず袋とじの意味が分からない。
叙述風な描写や、伏線っぽい描写が悉くそのままの意味でした。


No.2 7点 ミサイルマン
平山夢明
(2010/11/17 23:26登録)
初平山作品だが、思いのほか読みやすくて驚いた。
内容はグロ鬼畜系でうんざりする描写も多いが、
7つの短編それぞれ文体を変えてあったり、人称が
違ったりとバリエーションが豊富で楽しめる。

ミステリでもホラーでもなく、グロ。
でも不快感だけではない作品。


No.1 4点 凶宅
三津田信三
(2008/11/14 20:26登録)
恐さはあるんだけど、クライマックスに近づくにつれ
薄れていくのが、物足りない。
謎解きに当たる部分の「しょぼさ」も、
オチがありきたりなのも・・・。

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