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ミステリの祭典

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リバース

作家 湊かなえ
出版日2015年05月
平均点6.00点
書評数5人

No.5 6点 パメル
(2024/04/06 19:26登録)
コーヒー好きの深瀬は、行きつけのコーヒーショップで出会った美穂子と付き合い始めるが、ある日、美穂子のもとに怪文書が届く。それをきっかけに深瀬は、大学時代に起きた親友・広沢の交通死亡事故について美穂子に告白する。
深瀬は、広沢の過去について彼の両親や中高時代の同級生らに会いながら調べていき、謎めいたところのある広沢の人間性が浮かび上がってくるところにミステリ的な面白さがある。また深瀬の成長物語という側面もあり読み応えがあった。いわゆる最後の一撃的な小説なのだが、ラストのオチに関しては巧いのだが物足りなさを感じてしまった。やはりイヤミスの女王らしいブラックな味わいが待っていると思っていたので、その点は肩透かしであった。それまでの過程がかなり惹きつけられたので少し残念。ミステリとは関係ないところでは、美味しそうなコーヒーが登場する。コーヒーの淹れ方、立ち上る香りや豊かな味わい、コーヒーと一緒に出される蜂蜜トーストの描写がコーヒー好きの自分としてはたまらなかった。コーヒーを飲みながら読んだことは言うまでもない。

No.4 5点 haruka
(2017/07/02 16:36登録)
相変わらずのストーリーテリングで最後まで一気に読めた。
ラストのどんでん返しは伏線の張り方が弱く、衝撃度はいまいちだった。

No.3 6点 まさむね
(2016/05/03 22:14登録)
 測量ボーイさんの書評のとおりで、謎の一つ(告発文の犯人)は容易に想像できます。もう一つの謎(事故の真相)は、確かに伏線はあるものの、明確な謎としての位置づけが弱いせいもあって、突如として真相が告げられる感じ。そのサプライズも嫌いではないのですが、正直、既視感のある結末ではあります。
 とはいえ、事故死した友人の過去を調査していく過程、皆の心の葛藤等々、読みやすい筆致でグイグイ入り込ませる展開は流石です。楽しめましたね。

No.2 6点 測量ボ-イ
(2016/02/11 11:19登録)
まずは読みやすい作品ですね。学校内で起こる事件ではありませんでしたが、
関係者の学生時代に遡るところは氏の作品らしいところ。
この作品の謎は以下の2点です。
 ①告発文を送ったのは誰なのか?
 ②広沢君事故死の真相は?

①に関してはこのサイトの読者の方は殆ど想像できるでしょう。
②に関しては、物語の最後で種明かしされますが、長編を支えるのはちょっと
微妙か?物足りなさはありますが、総合的には満足。

No.1 7点 白い風
(2015/06/18 22:59登録)
過去のある事件に関する告発文から主人公はその事件を振り返ることになる。
親友だと思っていた彼の事を調べると知らないことも多々でてくることに。
そしてラストは意外な真実にたどりつくことに…。
ストーリーには直接関係ないけど、やっぱり珈琲が気になりますね(笑)
一時期はもう読むのを止めようかな?と思っていたけど最近の湊作品は楽しめてます。

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