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ミステリの祭典

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赤ちゃんをさがせ
助産婦(師)探偵シリーズ

作家 青井夏海
出版日2001年10月
平均点6.20点
書評数5人

No.5 6点 まさむね
(2019/12/22 15:41登録)
 日常の謎系の安楽椅子探偵モノ。タイトルから、赤ちゃんメインかと思いきや、メインは助産婦さんたちでしたね(今は「助産師」ですね)。20代の見習い助産婦・陽奈さん&30代の自宅出産専門の出張助産婦・聡子さん&師匠である伝説のカリスマ助産婦・明楽先生のトリオが、いい塩梅に盛り上げてくれています。
 一方で、ご都合主義的な面が…とか、いくら何でも明楽先生の推理が詳細まで当たり過ぎじゃね?…とか思わないでもなかったかな。勿論、読み心地もいいし、楽しく読ませていただいたのですが。

No.4 5点 斎藤警部
(2018/06/15 18:37登録)
意外と赤ちゃん(‘;’)の匂いがしないというか、赤ちゃん度は決して高くない、むしろ困った大人たち中心の世知辛い物語三篇。まあ確かに’あたたかい’所はありますが、そんなほのぼのしてばかりもいられない本ですね。だいたい、赤ちゃんが生まれるってとこに謎やら事件が直結するんだから、こりゃあディープなワケありに決まってるわけで。

第一話 お母さんをさがせ/第二話 お父さんをさがせ/第三話 赤ちゃんをさがせ

第一話からいきなり、アホやなァ(ニヤニヤ)と思えるほどの純ゲーム性が全面に出たり、或る作では謎堅き失踪サスペンスが突発したり、また或る作では、、まさかの最高に純度高いハードボイルド流儀で締めてくれた。あれは痺れたね。

文章、脇役級のはずの人物がチョイ役で消えるような木目の粗さも時には看過できなかったが、でもまずまあ許せる。 4.8点くらいかな。

No.3 6点 kanamori
(2010/06/30 17:56登録)
駆け出し助産婦・亀山陽奈の視点でカリスマお婆さん助産婦を探偵役に据えた軽ミステリ、連作短編集。
助産婦3人のキャラやシチュエーションの面白さが魅力で、日常の謎系のミステリとしてもまずまず。
処女作から7年、文章が格段に巧くなっているように思います。

No.2 7点 江守森江
(2009/05/22 05:14登録)
助産師さんシリーズの連作短編集。
男なのに出産してみたくなった。
ほのぼのミステリの傑作だと思う。
因みに、このシリーズは全作共通で、ミステリとしてよりドタバタ部分が楽しい。

No.1 7点 こもと
(2007/10/16 22:03登録)
 いいですねぇ、安楽椅子探偵。 明楽先生の謎解きを聞けば、それまでのお話は伏線の宝庫だってことに気づかされてしまう。
 それに、助産婦トリオの会話も良い。 なんせ、その部分を読んでいるだけで、キャラの輪郭が出来上がってしまい、言動が想像できますからね。 例えばほら、こんな書評を書いていると、聡子さんならきっと「こもとからこんな書評、10年は書かれたくないよ」って言うんじゃないかな、なんてね。

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