home

ミステリの祭典

login
浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話 連作推理小説
桜川東子 シリーズ

作家 鯨統一郎
出版日2010年02月
平均点5.50点
書評数6人

No.6 6点 パンやん
(2016/04/30 10:26登録)
著者お得意の新解釈ものであるが、その新珍説に入るまでが長い、長過ぎる、懐し話がメインかの様。しかもそれが小生より5つ以上の世代の様で、半分くらいしかわからないのには参った。が新珍、怪説の数々は思ってもみない切り口もあり、案外楽しめる。

No.5 4点 kanamori
(2010/08/22 17:16登録)
バー・ミステリ連作短編集、桜川東子シリーズ第2弾。
前作の構成をそのまま継承しています。つまり、ヤクドシトリオによる懐かしい昭和の話題から、お伽話の新解釈、安楽椅子で解くアリバイ崩しというワンパターンの繰り返し。
肝心のミステリ部分がかなり萎える出来ですね。

No.4 5点 メルカトル
(2010/08/12 23:49登録)
前作『九つの殺人メルヘン』以上に、ノリノリの昭和の懐かし話が逆に多少ウザく感じられてしまう。
また、御伽話の新説は「そうとも考えられる」程度なので、あまり真剣に受け止めるとバカバカしくなる。
肝心の殺人事件の真相も、前作に比べると今ひとつ納得できない、もやもや感が残る。
総評として前作より劣るが、まずまず楽しめる、と言ったところか。

No.3 4点 だい様
(2009/10/29 12:35登録)
懐かし話の部分が作者自身の世界に入りすぎていて楽しめなかった。
また(著者の)歴史ミステリとは違い御伽噺の解釈もそこまで論理的な話には思えなかった事が残念に思えた。

No.2 7点 なの
(2007/11/14 22:13登録)
「第1話と最終話以外は全部コンパチ」
これでこそ鯨統一郎です。
ワンパもここまで来れば芸です、芸。
面白ければいいのだ。

No.1 7点 こもと
(2007/10/13 12:43登録)
 誰もが知る既存の話に、新解釈を加える設定は、鯨氏のスタンダードだ。 中には、こじつけとしか思えない、無茶な解釈もあるけれど、妙に納得してしまう解釈も多いので、これが侮れない(笑)
 若い方にはハードルが高すぎるかもしれないが、ヤクドシトリオのコアな昔話も、思わず吹き出してしまう程、私には楽しかった。
 オススメはやはり表題作。 ええ、これこそ浦島太郎の真相に違いありませんから(←鯨氏信奉者/笑)

6レコード表示中です 書評