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ミステリの祭典

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愚者のエンドロール
古典部シリーズ

作家 米澤穂信
出版日2002年07月
平均点6.00点
書評数26人

No.6 5点 dei
(2010/04/30 00:17登録)
「探偵映画」という元ネタを超えることはできず。

No.5 5点 makomako
(2009/09/22 09:53登録)
 ミステリーとして読めば「氷菓」より上でしょうが、物語の設定に違和感がありました。
 以下少しネタバレ気味
 3人のクラスメートが異なった結論を述べそれを理論的に打ち砕き画期的な結論を考え出すという本格推理の王道を踏んだところは良いのですが、問題となるビデオは高校の文化祭への作品に出すためにクラスで創作したもので出来上がるまでの時間がないという設定なのです。当然クラス内での議論は尽くされたはずでしょ。どうして時間がないのにいっぺんに3人の言う事を聞かずに1日に一人ずつの意見を検討しとのでしょうかね。こうなったら結論は無いまま発表して見た人から結論を募集するという企画にしてもよさそうだ、などと思ってしまったので評価が低くなりました。
 良い材料で味付けを間違えた料理を出されたような気分です。

No.4 7点 だい様
(2009/06/24 09:32登録)
古典部シリーズ第2弾

趣向がいいですね。
前作『氷菓』より格段に面白かったです。

No.3 7点 あるびれお
(2009/06/13 04:23登録)
いろんな可能性をこねくり回していく作品は好きなので、この作品も“好み”である。惜しむらくは、論理の飛躍の方向と距離が「素晴らしい!」とまではいかなかったことか。

No.2 5点 江守森江
(2009/05/22 18:37登録)
映画の結末をどうするのかを喧々囂々するところが読み所。
最終的な結末はテレビの推理クイズでも出題されたから・・・(綾辻の短編「意外な犯人」がオリジナルらしい)

No.1 8点 ぷねうま
(2007/10/09 02:53登録)
オマージュにあたるバークリーの『毒入りチョコレート事件』はこの作品で知った。どの推理もパターンが違って面白い。
トリックにはすぐ気付いてしまったのだが、根底にある裏テーマのおかげで救われた。
章タイトルの「味でしょう」は「アジテーション」をボキャブっていると思ったのだがどうでしょう。

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