home

ミステリの祭典

login
アルバイト探偵(アイ)
アルバイト探偵シリーズ

作家 大沢在昌
出版日1986年07月
平均点6.20点
書評数5人

No.5 5点 E-BANKER
(2010/12/11 20:12登録)
謎の多い父親(?)の経営する私立探偵事務所の助手、冴木隆を主人公とするハードボイルド連作短編集。
①「アルバイト・アイは高くつく」=TVドラマの刑事物みたいな展開。父親、涼介って何者?と思わされます。
②「相続税は命で払え」=カッコいいタイトル! 高校生のくせに隆もなかなかスゴイ奴。
③「海から来た行商人」=涼介の正体がほぼ判明。ストーリー的にはややご都合主義。
④「セーラー服と設計図」=”機関銃”ではないけど、散弾銃は出てきます。(古い?)
以上4編。
この後、シリーズ物になる「アルバイト探偵」シリーズの第1弾。
「新宿鮫」シリーズのような硬質で重厚なハードボイルドに対し、六本木周辺を舞台にした本シリーズのような軽いタッチのハードボイルド、どちらも作者お得意の作風ですが、個人的には前者の方が好みですね。(六本木よりも新宿界隈の方がシンパシー感じますし・・・)
本作もちょっと型に嵌りすぎてる感がするんで、やや辛めの評価で・・・

No.4 3点 あびびび
(2009/11/13 15:28登録)
高校生が父親の影響で探偵役を演じる。
事件はけっこう重いが、高校生だけに軽いノリである。

それがいかにもアルバイト探偵らしい。
新宿鮫なら結果的に目の前の窮地をいかにして潜り抜けるかという緊迫感があるが、結果は同じでも、「どうせ助かるのだから…」と読むのがあほらしくなったりする。

No.3 7点 itokin
(2007/12/30 16:03登録)
親子関係と掛け合いは絶妙。スパイ戦に発展したり、決闘は同かなあ。まあ、気軽に楽しく読めたには違いない。

No.2 7点 ミンミン
(2005/06/04 21:45登録)
主人公の少年と父親との関係とハードボイルドな筋書きが絶妙に絡み合っていてコミカルでもありアクションでもあり、くすっと笑えてとても好き!

No.1 9点 ハッチ
(2003/08/17 23:39登録)
『アルバイト探偵』
赤川次郎卒業!で最初に読んだ話なんですが、結構スルスル読めて、そのまま新宿鮫シリーズも読めました(順番が逆だったら読めなかったなー)。面白かったし、ライトなハードボイルドで割と好きです。

5レコード表示中です 書評