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ミステリの祭典

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涙はふくな、凍るまで
坂田勇吉シリーズ

作家 大沢在昌
出版日1997年04月
平均点5.25点
書評数4人

No.4 5点 E-BANKER
(2010/03/26 20:30登録)
前作「走らなあかん、夜明けまで」の続編。
普通のサラリーマン坂田勇吉を主人公にしたちょっと切ない「巻き込まれ型サスペンス」?!
なんか無理やり書いた続編という感じで、前作より数段落ちる印象です。
主人公が、北海道でロシアマフィアの抗争に巻き込まれながらも、美しいロシア人女性を助けるために立ち上がる・・・という展開はいいんですが、アクションよりもロシアという国の情勢や民族対立について思い巡らせる部分に話のメインが持っていかれており、何か盛り上がりません。
ラストも唐突に終わった感があり余韻もなく、作者の作品としてはちょっと欲求不満が残ります。

No.3 4点 あびびび
(2009/09/03 22:12登録)
気分の軽い時に、さらっと読む本です。
でもロシア事情とか、詳細で現実的。

やっぱり苦労せずに本は書けないなと、痛感します。

No.2 5点 itokin
(2008/01/28 12:45登録)
前作の「走らなあかん夜明けまで」が、むちゃくちゃ面白かったんで飛びついたんだが堂々巡りでこね回している感じで平凡だった。ロシアのマフィアがらみにはいまいち溶け込めなかった。

No.1 7点 由良小三郎
(2002/04/24 22:30登録)
「涙はふくな、凍るまで」   朝日文庫 1997

新宿鮫シリーズ以外の大沢作品で、僕に比較的よみやすかったのは「不運の坂田シリーズ」です。やや軽すぎるかもしれませんが、ポテトチップス会社のサラリーマンが活躍する軽いハードボイルドで、いいと思っています。
 

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