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ミステリの祭典

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青い密室 名探偵星影龍三全集(2)

作家 鮎川哲也
出版日1996年08月
平均点7.71点
書評数7人

No.7 6点 蟷螂の斧
(2023/05/25 21:35登録)
①白い密室 6点 「THE密室」山前譲編で書評済(推理がやや唐突)
②薔薇荘殺人事件 7点 「五つの時計」で書評済(推理がやや強引)
③悪魔はここに 6点 「五つの時計」で書評済(D・Mは納得)
④青い密室 6点 2階のアパートで殺人。入口のドアは施錠され、部屋の窓は開いていた。窓の下の花壇に足跡はない・・・ポケットに鍵(意外な犯人と言えるかも)
⑤砂とくらげ 7点 浜辺に女性服飾研究家と元モデルの死体。浜辺は海と崖で密室といえる。元モデルが浜辺に行くのが目撃されている・・・冷えた缶ジュース(「白昼の悪魔」に似ているなあ)
⑥茜荘事件 5点 容疑者は男3人女1人。被害者は部屋で殺害され、その後、森に運ばれたようだ・・・大柄な男(これは分りやすい)
⑦悪魔の灰 5点 教授の祖父と父の胸像に灰がかけられた。そして顔に灰をかけられた教授の死体が発見された・・・余命3ヶ月(物理的にかなり無理筋では?)
⑧朱の絶筆 7点 作家が原稿の校正の途中で殺害された。アリバイのない者は・・・ドライブを断った理由(同名の長篇の採点は5点。この理由が長編ではまったく無駄だったが短篇ではラストで生きていた)

No.6 7点 測量ボ-イ
(2009/08/16 14:18登録)
これもなかなかの短編集。

表題作「青い密室」
わずか20頁あまりの作品ですが、本格ものの王道をいく作品。
すれっからしの方には真相を見抜きやすいですが、良作です。

「白い密室」
雪の中の密室殺人、そうあの古典名作「白い僧院の殺人」を
髣髴とさせますが、解決は当然異なります。でも、これもあ
る別の古典作品とトリックは酷似していますよね。

あと、「薔薇殺人事件」が良かったでしょうか。あくまで本
格としての解決と、鮎哲氏らしい洒落っ気に満ちたオチがあ
ります。

No.5 7点 江守森江
(2009/07/02 22:14登録)
星影シリーズ短編集のパート2でタイトルを「*い密室」で統一した為に密室物短編集的なイメージを抱いてしまう。
しかし、目玉は読者挑戦物の傑作「薔薇荘殺人事件」「朱の絶筆」の2作品。
本格の原点回帰したい方にお薦め。
※注意書き
「●い密室」シリーズ2冊に収録された密室物作品は密室トリック分類などでは典型的作品例にあたる。
現在でも多くの密室物作品に転用されている。
以上2点に留意してお読み下さい。

No.4 8点 一千花
(2002/08/12 22:36登録)
皆さん言っていますが自分も<薔薇荘殺人>がいっとう
気に入りました 密室ってなかなか奥が深いのですね
 

No.3 9点 Nakatz
(2001/07/19 00:41登録)
「白い密室」、「薔薇荘殺人事件」、「朱の絶筆」……と、これでもか! と言わんばかりの
名作揃い。本格の精髄は、全てここにあります。

No.2 9点 tenkyu
(2001/07/18 00:23登録)
「薔薇荘」
いいです!
短編の中では個人的に「赤い密室」の次ぐらいに好きです。それぐらいいい訳です。

No.1 8点 tenkyu
(2001/07/18 00:18登録)
「白い密室」
これまた良作。
この足跡トリックも当時の新機軸だったと思う。
伏線効いてるし、いいです。

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