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ミステリの祭典

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嫉妬事件
タロット・シリーズ

作家 乾くるみ
出版日2011年11月
平均点3.60点
書評数5人

No.5 3点 いいちこ
(2017/04/10 19:22登録)
作品としての掴みは強烈であり、真相を究明するための推理合戦にも、ある程度の見どころはあるのだが、この比類なき仕掛けを納得させるだけの真相とは言えない

No.4 4点 風桜青紫
(2016/01/25 07:00登録)
乾くるみはスカトロ趣味でもあるんだろうか(ありそう……)。とんでもないオブジェが使われているものの、謎の解決はやや強引なところに落ち着いてしまった感あり。「変な臭い」からそこまで結びつけられるのは、天童ぐらいのスケベ心がなくては無理というものだ。正直「三つの質疑」のほうが面白かった。犯人当てクイズとしてはそんなに悪くないし、アイデアがなかなか光る。翔子には頑張って欲しいものだ。

No.3 5点 まさむね
(2012/08/03 21:58登録)
 長めの中編(表題作)+読者挑戦モノの短編(ボーナストラック)で構成。
 表題作の方は,オチが相当に微妙。ちょっとタイトルに騙されました(確かに「シット事件」なんだけど…)。しかも,内容に比して長すぎる印象です。ちなみに,オチを含めてコレを「日常の謎」に分類することには相当な違和感が(笑)。
 逆に,ボーナストラックは結構好み。これもタイトルに…。
 総合して,ギリギリこの点数でしょうか。

No.2 2点 いけお
(2012/05/27 02:19登録)
日常の謎なのにリアリティが無く、ロジックも強引、ラストも強引。

No.1 4点 kanamori
(2012/01/09 22:49登録)
アンチじゃなくウンチミステリだとか、脱力系というより脱糞系ミステリだという評判?の話題作。
率直な感想をいうと「読むんじゃなかった」。

大学のミステリ研の部室に突如出現した”ブツ”の謎を巡って、部員らがアレコレと推理を述べ合う展開は、「麦酒の家~」などの西澤保彦作品を連想させる”日常の謎”系ミステリ(ウ●コが部室の本棚に置かれてあるのが”日常”といえるのか見解が分かれる所かもしれませんが、笑)ですが、この真相は酷すぎでしょう。
それでも4点なのは、併録の犯人当て短編「三つの質疑」が面白かったから。こっちもバカミスではありますが。

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