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ミステリの祭典

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ロートケプシェン、こっちにおいで
酉乃初の事件簿シリーズ

作家 相沢沙呼
出版日2011年11月
平均点5.00点
書評数4人

No.4 5点 レッドキング
(2020/06/14 01:04登録)
女子高生マジシャンシリーズ第二弾。前作同様に「日常の謎」短編集が、最終話で長編ミステリに収束する。今回は各短編の頭に別人物の一人称叙述が連なり、当然、叙述トリックに備えたが、主語トリックに見事引っ掛かった。
読むに耐えないセンチメンタリズムの過剰さは、前作を大きく上回っているが・・・

No.3 5点 ボナンザ
(2018/07/12 16:04登録)
今のところこのシリーズの最終作。
ライトミステリとしては中々なだけに続いてほしい。

No.2 4点 虫暮部
(2012/01/19 10:19登録)
 教室内派閥のあれこれだとか、高校生男子の恋情と性衝動のせめぎ合いだとか、どうも紋切り型でいまひとつ楽しめなかった。地の文でどもるのが非常にわざとらしい。叙述上のトリックも途中でなんとなく読めてしまったし。
 ところで、私は“酉乃”をついニシノと読んでしまうのが最後まで直らなかった。

No.1 6点 まさむね
(2012/01/01 16:51登録)
 高校生マジシャン・酉乃初&純な高校生・須川の事件簿第2弾。「午前零時のサンドリヨン」の続編って位置づけですので,前作を読んでからの方が楽しめると思います。
 構成としては,日常の謎解明ゾーンと,某少女の独白ゾーンを,連作短編中に交互に積み上げながら加速していく感じ。両ゾーンに巡らされた伏線も巧妙で,思いっきりやられましたねぇ。爽快にやられましたです。
 なお,作品中の一短編は,アンソロジー「放課後探偵団」が初出。単独で読んだ際にも十分に楽しめたのですが,連作短編の一部として読むと,また違う味わいがありましたよ。
 ちなみに,「ロートケプシェン」とは,ドイツ語で「赤ずきんちゃん」という意味。

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