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ミステリの祭典

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密室殺人

作家 鮎川哲也
出版日1979年02月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 7点 測量ボ-イ
(2017/12/12 19:32登録)
この短編集の採点をするのが抜けていました。
他の短編集でもコメント済みですが、「赤い密室」は名作です。

No.2 6点 メルカトル
(2017/07/13 21:10登録)
タイトル通り、密室殺人を扱った短編集。
表紙を見る限り高木彬光のような、デッサンみたいなカバーです。赤、青と来れば当然白だと思いきや黒だったというオチも。でも実は鮎川の頭の中には『黒い密室』の構想もあったらしいのですが、密室殺人に対する情熱が薄れて幻に終わったという逸話も残っています。
で、本書の中で最も評価の高いのが『赤い密室』です。出入り不可能な解剖室で発見されたバラバラ死体という、萌え要素満載の星影龍三シリーズの名作。これは面白いです。当時、こういう発想もあったのか的な斬新さに驚いたものです。なるほど、こうした密室もありなのかみたいな、とても勉強になった作品ですね。
他は・・・ほとんど憶えていません。想像するに大してインパクトのない作品だったのではないかと思います。
出版されてから38年ですか、しかしそんな昔から『赤い密室』のような奇想を持った作家がいたとはねえ。

No.1 6点 斎藤警部
(2017/07/09 12:40登録)
赤い密室/白い密室/青い密室/矛盾する足跡/海辺の悲劇
(集英社文庫)

密室トリコロール揃い踏み+小品二つ。ま「青密」も風情は小品。
最後の「海辺の悲劇」、 軽いお話なんだけど、妙に後引く鮎川の抒情があってさ。。

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