人面屋敷の惨劇 |
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作家 | 石持浅海 |
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出版日 | 2011年08月 |
平均点 | 5.25点 |
書評数 | 4人 |
No.4 | 7点 | 虫暮部 | |
(2020/02/08 10:48登録) 状況設定は面白い。しかしこの殺し方はリスキー。被害者が絶命する前に誰かがひょいと現場を覗いたら、一命を取り留めることもあり得る。下手人は被害者に顔を見せているわけで、苦痛を与えることよりも確実な絶命を優先すべきでは。 “女性らしいふくらみのほとんどない肢体”だから色仕掛けは難しいだろう、と言う意見について、個人的には否定的である。 |
No.3 | 5点 | mozart | |
(2012/12/08 11:10登録) そこそこ破綻なくストーリーが展開しているし、最後も「どんでん返し」とは言わないまでも、「う~ん、(やはり)そう来たか」的な結末で、まずまずの感想です。ただ、特異なシチュエーションとはいえ、登場人物(特に亜衣)のキャラクター設定にリアル感なさ過ぎな点がちょっと・・・。 |
No.2 | 4点 | まさむね | |
(2012/03/15 23:22登録) 「非日常的な空間又は条件におけるロジカルな心理戦」がこの作者の持ち味なのでしょうが,登場人物の行動倫理には共感しがたい点ばかり。そんな登場人物たちが語るロジックなんぞは片腹痛い,というか苦痛。 以上が,これまで蓄積してきた,作者に対する個人的な印象。本作を読み,その印象はさらに強いものとなりましたね。特にこの作品は,作者の意図がよくわからず(仮に予測どおりだとしても,成功しているとは言いがたい),ことさら空疎感を抱きました…。 |
No.1 | 5点 | メルカトル | |
(2011/09/11 23:28登録) はっきり言ってタイトル負けしている印象は否めない。 作者が一体何が描きたかったのか、その意図も私には理解できないし、いわゆる館ものを書きたかったようだが、その意味でも成功しているとは言いがたい。 立派なタイトルを付けているのだから、もっと内容を充実させて欲しかったと言うのが正直な感想。 内容が希薄であるし冗長に感じたのは間違いない。 |