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ミステリの祭典

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ブロンズの使者
三番館シリーズ

作家 鮎川哲也
出版日1984年01月
平均点6.00点
書評数3人

No.3 5点 斎藤警部
(2016/05/11 16:05登録)
「百足」は少しばかり印象強いですかね。「相似の部屋」「マーキュリーの靴」もまぁまぁぁ。。
後は(てか全体的に)やっぱり謎解かれが緩いというか脆いというか。。物語としても、氏ならではのサムシングってやつが薄いんだな、これが。

自分にとって特別な存在の鮎川さんですが、三番館シリーズは微妙にのめり込めません。
ノン・シリーズで他にもユルユルの短篇が結構あるんだけどねえ。。本シリーズはやっぱり、レギュラー登場人物の相関図からしてユーモアの流れ出る道筋がだいたい決まっちゃってるのが不用意な弛緩を招くのだろうか。それでも「4点」までは下がりません。

No.2 7点 ボナンザ
(2014/04/07 15:42登録)
密室もの二つが特にうまい。もちろんそれ以外の作品も水準以上であることは間違いない。

No.1 6点 E-BANKER
(2011/05/15 21:21登録)
創元推理文庫版の三番館シリーズ第3弾。
作者らしい軽妙かつ洒脱な味わいを感じる作品集です。
①「ブロンズの使者」=事件の舞台、熊本県人吉市へ探偵が出張。事件を解く鍵がかなり後半になってから出てくるというのは如何なものか?
②「夜の冒険」=よく目にするプロットのような気がするが、見せ方が熟練の技。
③「百足」=要は、「木は森へ隠せ」的趣向でしょう。
④「相似の部屋」=プロットはなかなか面白いが、トリックはかなり危なっかしい気がしてならない・・・裏の裏をかくというのはいいね。
⑤「マーキュリーの靴」=いわゆる「雪密室」を扱った作品。アリバイトリックを含め、なかなか練られている作品。④と⑤は意外な犯人を狙ってる?
⑥「塔の女」=単純な算数(1-1=0)の問題(?!)
以上6編。
作品のレベルとしては「たいしたことない」というのが素直な感想になるのですが・・・
なぜか楽しく読めちゃうんですよねぇー、この「三番館シリーズ」は・・・やっぱり、その辺が鮎川先生のスゴさというべきかもしれません。
偉大なるマンネリズムを味わってみるのも一興かと思います。
(面白いのは④と⑤、後もそれほど悪くない・・・)

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