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ミステリの祭典

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木製の王子
木更津悠也シリーズ

作家 麻耶雄嵩
出版日2000年08月
平均点6.57点
書評数30人

No.10 7点 如月雪也
(2005/06/05 09:40登録)
名前を覚えるのが大変だったです。

No.9 8点 ギザじゅう
(2004/12/23 22:15登録)
単なる人工美という奇をてらっただけの作品化と思いきや、その過剰なまでの人工が最後のトリックの伏線になっていたのには参った。時刻表(時刻表トリックじゃなくて時刻表ね)のようなアリバイ、家系図、家族の名前、それらがラストのトリックになっているのだ。このような真相が説得力をもちうるのも不思議だが、まさにアートとカルトの密接な結びつきが抜群に上手かった。
ただし、あのアリバイトリックはやっかいだし(たとえそれが重要だったとはいえ)、そのトリックもミステリを読みなれた読者なら容易に気づくもの。そういった途中の退屈さは困り物。
ただし、それのラストへのつながりをプラスと見るか、その退屈さをマイナスと見るかは人それぞれだろう。が、ある意味では麻耶の最高傑作ではないだろうか。

No.8 7点 Ryu
(2004/08/19 23:10登録)
読み終わった後は、ふーんて感じだったけど、ネットでネタバレ見てびっくり。気付かなかったけど、相変わらずすごい。あとアリバイトリックはいらないと思う。でも木更津といいメルといい、なんで烏有に期待してんだろ。伏線?

No.7 9点 193
(2004/04/10 11:10登録)
相変わらず目の付け所が面白い麻耶作品。
「推理小説」として許される範囲ぎりぎり無茶なトリックが良い。

No.6 6点 じゃすう
(2003/11/21 15:38登録)
アリバイトリックの部分は私も流し読みでした。本腰を据え取り組むとキリがなさそうでしたので……。それにしても相変らず、木更津は真相の一歩手前までしかたどりつけませんね(苦笑)今回の『真犯人』(おそらく)は作中では名指しされていないし。そろそろ木更津にも日の目をみさせても良いと思うんですが、これもこのシリーズのパターンになってしまったのでしょうか。

No.5 8点 ペコちゃんのいぬ
(2003/09/19 16:08登録)
正直言って、アリバイに関する部分は読み飛ばしました。が、この延々と続くページを書かずにいられなかった彼の衝動と冷徹さ、几帳面さを想うとき、これこそ彼の本質だと感じる。読ませずして分からせる。参ったと読者を屈服させる。新手の天才の形であると思う。でも実際、真剣にこのアリバイを崩そうという人間が、いるのかと思ったら
案外近くにいました。疲れた。といっていました。表面をしれっと読み流した私のほうが感銘を受けたのは、なんか皮肉でした。

No.4 4点 TAKA
(2002/12/08 16:12登録)
狂気の世界。摩耶雄嵩の世界にはちょっとついていけまへん。

No.3 5点 okuyama
(2002/08/23 19:25登録)
謎の一族に生首と、道具立てはばっちり。ゾクゾクしながら読みました。
しかし犯人が「何やってもいい」立場なのは、いかがなものか。その辺の説得力が今ひとつ・・・。

No.2 6点
(2001/10/07 03:11登録)
面白いことは面白いんだが・・・。
なんと言っても今回一番参ったのが登場人物の名前。
そして分刻みのアリバイトリック。
確かによく考えられてて脱帽モノなんだけど、これを解いてやろうと思う読者が果たして何人いるだろう(^^;。

No.1 5点 Nakatz
(2001/05/18 10:28登録)
他の作家ならそれなりに満足できるであろう作品。
しかし、「麻耶雄嵩の」という前置きをして考えると、今ひとつ・・・という感じ。

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