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ミステリの祭典

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QED 出雲神伝説
QEDシリーズ

作家 高田崇史
出版日2009年10月
平均点5.75点
書評数4人

No.4 4点 nukkam
(2018/04/01 05:24登録)
(ネタバレなしです) 2008年発表の桑原崇シリーズ第15作の本格派推理小説です。現代の謎解きと歴史や宗教の謎解きが組み合わされ、後者の方に力が入っているのはこのシリーズならではの特徴です。もう10作以上このシリーズを読んだので自分は学問的な謎解きは肌に合わないなどという不平は今さら表明しませんけど(してるじゃん)、それにしたって現代の謎解きで事件現場に残された紋章の真相がご都合主義的というかいくらでも他の解釈も可能ではという程度の説得力しかないのは何とかならなかったのでしょうか。

No.3 5点 TON2
(2013/01/21 18:43登録)
講談社NOVELS
 出雲とは、島根・鳥取ではなく、奈良にも兵庫にもあるそうです。記紀の国譲りの出雲は、はたしてどこなのかという謎です。
 あいかわらず殺人事件はちゃちで、ご都合主義です。

No.2 7点
(2010/05/04 18:02登録)
シリーズの読者なら楽しめると思います。
いつものように現代の殺人事件の謎よりも古代史の謎解きに重点が置かれています。

No.1 7点 makomako
(2009/11/02 20:22登録)
 久しぶりのQEDで、やはりカンナシリーズより濃い内容でそれなりに楽しめた。今までのQEDは作品ごとに独立していてどれから読んでも一応楽しめるようになっていたが、今回のはこのシリーズを読んできていないと分かりにくいところが多々ある。さらにカンナシリーズとも重なるところもありすべてを読んでいる私のような読者にとっては親しみ深いのだが、これだけ読むとちょっと理解できないところがあると思う。それにしても今回のタタルの推理はあまりによどみが無く推理の過程を楽しむといったところにかける。もう少し推理の過程を楽しみたいものだが。
 最後にきわめて思わせぶりなflumenがついており現代のタタルと小松崎のことが書かれている。ナナチャンはどうなったのだろうか。とても気になる。

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