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ミステリの祭典

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さよならの次にくる 新学期編
市立高校シリーズ

作家 似鳥鶏
出版日2009年08月
平均点5.50点
書評数4人

No.4 5点 ボナンザ
(2020/01/20 21:56登録)
卒業式編のイマイチな感じを払しょくする後編。
ラストのたたみかけはやや強引かも。

No.3 6点 まさむね
(2012/10/28 17:55登録)
 前作「卒業式編」の書評で述べたとおり,「卒業式編」と「新学期編」をセットで読まないと,ほとんど意味を成さないです。卒業式編のモヤモヤとした「肩透かし感」があるからこそ,新学期編での爽快な「やられた感」に繋がる訳ですが,卒業式編だけを読んでイマイチと判断し,続編読まない人もいると思うのですよねぇ。読者にとっても作者にとってももったいない。読みきってしまえば,その意図はよく分かるのですが,仕掛け部分についてはもっとコンパクトに工夫できたような気もします。
 しかしながら,ラスト部分は一気に読ませてくれましたし,次回作(短編集)も読んでみようという気にはさせられました。

No.2 5点 江守森江
(2009/10/28 05:21登録)
読後にまず思ったのが、わざわざ新学期編などとして分冊すべきではなかった事。
分厚くても一冊か上・下巻同時刊行ならもう少し高評価できた(ある意味出版社の売上に走った戦略ミス)
前編で名探偵が卒業退場し、主人公が名探偵に成長する話かと思ったら、前編を前フリにした名探偵の謎が解明されるミスディレクションだらけなストーリーだった。
各話での細々とした謎はチープだし、前編からの暗号も解読する気にならずミステリとしては微妙。
その一方でシリーズ物としては、両手に花状態になった主人公が名探偵として目覚め始めたので今後が気になる。

No.1 6点 あるびれお
(2009/10/21 02:23登録)
予定調和ではあるけれど、卒業式編で消化不良だったあたりをきっちりとまとめてくれているので、すっきりとした読後感でした。分冊されていますが、これに関しては、卒業式編の後で読まないと駄目です。

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