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ミステリの祭典

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身代わり
匠千暁シリーズ

作家 西澤保彦
出版日2009年09月
平均点4.38点
書評数8人

No.8 5点 E-BANKER
(2026/06/22 13:45登録)
惜しまれつつこの世を去ってしまった作者。作者というと代表的なシリーズはやはり「タック&タカチ」(ついでにボワン先輩とウサコ)シリーズ、ということで、追悼じゃないけれど、未読だったシリーズ作品を手に取ることに。
単行本は2009年の発表。

~ポルノまがいの小説『身代わり』を書いてトラブルを抱える成績優秀の美人女子高生が自宅で殺された。しかも現場には、一人の警察官の遺体が。一方、5日前の深夜、大学生が公園で女性を包丁で脅し暴行をしかけたが反撃され自分の腹部を刺して死亡。無関係に見えた二つの事件が高瀬千帆と匠千暁の名推理で交錯するとき、複雑な悪意の糸が解け出す~

本作では、いつも探偵役となるタックが終盤まで登場しない(しない理由は前作でいろいろあったから、なのだがそこら辺りは全然覚えていなかった)。そのため、珍しくボワン先輩が慣れない探偵役を務めることになる。
紹介文にもあるとおり、まったく関係ないと思われたふたつの事件がやがて交錯し、ひとつの大きな「流れ」となっていく。これが本作のプロットの軸。
この手のミステリはまあよくあると言えばよくあるタイプ。で、本作ではふたつの事件を繋ぐのが、〇〇殺人。

これもミステリ作家なら一度は挑戦したいプロットのひとつ、というほどに数多の同種ミステリが存在する。で、本作はどうなのかというと、他の方も書かれているとおり、「書かれていない部分」があまりに多いので、読者としては「意外性」というよりも強烈な「唐突感」という方が強い。
真犯人として終盤指摘される人物も、えーっ?そこ?っていうレベルの存在。警察官を含むふたりを一度に殺してしまった動機にしてもかなり疑問だ。
まあこの辺は、「敢えて」という感がしなくもないので、読者があまりとやかく言うことではないのかも。

それよりも「タカチ」である。
個人的には、本作の魅力の8割くらいは「タカチ」なので、久々に「タカチ」のお姿を拝見できて(?)うれしく思った。あーあ、もう新たな「タカチ」に会うことはないんだねえー
それが非常に残念(これって不謹慎なのかな?)

No.7 3点 ボナンザ
(2024/12/21 20:06登録)
二つの事件が関連しているのは誰でもわかるので、それでこのラストでは・・・。

No.6 5点 いいちこ
(2023/11/30 14:52登録)
全く無関係のように見える二つの事件を結びつける真相は、想定の範囲内。
その背景には、ある人物の途方もない意図が存在しているという構図には、多少ならず無理を感じるし、死亡推定時刻の四時間のズレについても、同様の印象である。
これらは重要な登場人物の大半について、十分に描写していないためであり、それが敢えて描かない作風を選択した結果であることは百も承知しているものの、やはりそれがゆえに、違和感が拭えないというか、十分に納得感が得られないのである。
作品全体に「そのような設定とすれば、説明は付きますけど、そんな人がいますかね?そんな行動をとりますかね?」という印象が強い。
それでも読了までもって行く筆力の高さは感じるが、1個の作品としては5点の下位

No.5 5点 Q-1
(2013/12/19 18:51登録)
今作はあまり気の病む展開ではなく
本格推理な展開でした。
いつもの4人が揃う場面も少なく読みやすい代わりに
シリーズの特色を失っているようにも感じました。

こうもノーマルだと、
このシリーズのキャラを使って書かなくてもいいのではと個人的には思います。

No.4 3点 3880403
(2011/04/05 23:56登録)
シリーズものと知らずに読んだためか、さほど楽しめなかった。
トリックというか展開と言うか…そのあたりも衝撃ではなかったし…。

No.3 5点 白い風
(2010/12/16 20:29登録)
タックの過去を語った「依存」の直後の話でしたね。
まだタックがリハビリ中だった(笑)
だからメインは辺見先輩だったね。
ただ、事件自体はビミョウだったけどね。

No.2 5点 seiryuu
(2010/07/16 18:22登録)
身代わりだらけなんだな。
読んだ後でじわじわと余韻が残る作品です。

No.1 4点 あるびれお
(2009/10/22 05:24登録)
タック&タカチシリーズの最新作ということで、一も二もなく読んだのだが、この二人の影が薄いせいもあるのかもしれないが、インパクトがとても弱かった。早くタックに復調してもらって、タカチと一緒に活躍してくれる物語を読みたいなあ。

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