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ミステリの祭典

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シートン(探偵)動物記

作家 柳広司
出版日2006年05月
平均点6.00点
書評数4人

No.4 6点 まさむね
(2024/11/09 18:01登録)
 作者といえばジョーカー・ゲームに代表されるD機関シリーズが有名。一方で歴史上の著名人や著名作品を扱った作品も多いですよね。本作は、子どもの頃ワクワクした方も多いであろう動物記でお馴染みのシートンを主人公にした短編集。
 全体的にミステリとしては小粒ですが、子ども時代の懐かしさもあって好印象。ベストは、狼王ロボ(懐かしい!)が登場する「カランポーの悪魔」か。終盤の一捻りが心憎い。

No.3 6点
(2016/07/24 18:16登録)
気楽に読むのにちょうどいいです。
作者のまるでシートンが乗り移ったような動物の生態描写に感心しました。

No.2 7点 makomako
(2013/08/04 08:25登録)
この手の話は好きです。確かに本格推理小説としてはちょっと甘いのですが、動物の行動から推理していく過程は実に面白い。
 シートン老人も友人と鳥の言葉で会話したりして誠に楽しい。からすの言葉にいたってはちゃんと五線譜がついており歌うこともできる(ちょっと歌ってみたのです)。
 話としては一番初めの「カランボーの悪魔」が断然面白く、以下少し落ちるように思います。
 話の数を減らしてでももう少し内容を濃くしてもらえていたらもっとよかった。
 これは子供が読んでもよいように書けるとは思いますが、あくまでも大人向きの小説です。

No.1 5点 touko
(2010/02/25 23:07登録)
シートンのキャラや、なつかしい狼王ロボのエピソードなんかはよかったし、児童文学的な品も感じるのですが、大人のミステリファンが読むには、全体的にぬるすぎ。
とはいえ、シートン動物記を読んですぐの子供時代に読んだら、すごく楽しめそうだし、親が子供に読ませても安心な内容なので、完全に子供向けに書いた方がよかったんじゃないかなあ。

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