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ミステリの祭典

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この島でいちばん高いところ

作家 近藤史恵
出版日2000年10月
平均点3.75点
書評数4人

No.4 2点 まさむね
(2011/12/17 18:43登録)
正直,「良い点」を見出すことができませんでした。
作者は一体何をしたかったのだろう?これが最大のミステリ。

No.3 4点 VOLKS
(2008/11/20 12:03登録)
読後感悪し(汗)
生き残った女子高生が、「助かった」のに「救われていない」気がした。
決してスプラッタではないのだが、綾辻氏の「殺人鬼」を思い起こした。

No.2 5点 由良小三郎
(2002/08/03 07:57登録)
薄味のホラーというかサスペンスで、あまり良くなかったです。ユンジャという女性が近藤さんらしく書き込まれるかと思ったのですがそれも少なかったです。スタート5人で何人生き残るかという構想の時点で、この小説の長さでは5人は多かったとおもいます。

No.1 4点 テツロー
(2002/06/29 01:07登録)
 まず「この作品はミステリーか?」という問い掛けから、始めなければならない。
 無人島に取り残された五人の女子高生が、一人、また一人と殺されていく。サスペンスを主眼に置いた作品かと思ったら、犯人の謎の男が途中から露出しだして、所々で男女間の性暴力のエピソードがはさみ込まれる。また、普段の高校生活を振り返ったりしながら、少女から大人への変質、取り巻く世界への妥協・融合・旅立ちといった心理描写に落ち着いていく。生き残った二人が十年後、「あの頃の私達には、もう戻れない」で、カーテンフォール。
 まとまり、悪いなあ、と…。サスペンス部分の方がおまけで、少女の生・いのちを描くのが、やはり主題だったのだろうか。ただ、その部分が充分にうったえられてるとも読めなかった。400円文庫なのに、テーマを盛り込み過ぎてるんじゃなかったろうか。もう少し文量がいるだろう。どっちかにしぼるべきだったと思う。

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