モーツァルトの子守歌 三番館シリーズ |
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作家 | 鮎川哲也 |
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出版日 | 1992年12月 |
平均点 | 5.75点 |
書評数 | 4人 |
No.4 | 4点 | 斎藤警部 | |
(2017/04/23 12:12登録) 鮎川さん最後のオリジナル単行本作品。鮎川作品でも三番館シリーズだけはやはり私の好みを上滑り、まして世評も低かろう最終作は。。氏への哀悼を誘う特別な作である事は間違いありません。最後の力を傾けながらこの薄味こそが泣けます。今思えば「モーツァルトの子守歌」で作家人生を〆るなんて素晴らし過ぎ。どうぞ安らかに。 |
No.3 | 6点 | ボナンザ | |
(2014/04/07 15:46登録) 最終巻にふさわしい出来。とはいえこれといった代表作がないのはやや寂しいか。 |
No.2 | 7点 | 測量ボ-イ | |
(2009/07/31 19:47登録) 久々に鮎川氏の短編集を読みました。 僕が今まで読んだのは倒叙ものが多かったのですが、これは また趣が違いますね。 でも、バ-「三番館」のバ-テンはなかなか魅力的なキャラ クタ-です。こんな人が身近にいたら、僕も人生相談に乗っ て欲しいです(笑)。 |
No.1 | 6点 | シュウ | |
(2009/01/15 21:47登録) バー三番館のバーテンが主に私立探偵の「私」から持ち込まれる事件を解き明かす「三番館シリーズ」の最終巻です。ただこれより前の本が 見つからなかったので最初にこの本から読む羽目になってしまいましたが、特に以前の巻を読んでないことによる不具合などはありませんでした。 ミステリとしては小品が多かったと思うのですが、とにかくハードボイルドのなりそこないな感じで逆に好感が持てる私立探偵や 彼に仕事を持ち込む太った弁護士など魅力的な人物のおかげで楽しく読めました。 実際最後の2編はレギュラー陣では三番館のバーテンしか出てこないのですが普通の安楽探偵ものという感じであまり面白くなかったな。 |