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ミステリの祭典

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湯煙りの密室

作家 中町信
出版日1992年08月
平均点4.33点
書評数3人

No.3 5点 ボナンザ
(2016/09/04 14:02登録)
密室トリックはお粗末。
叙述トリックの方は味付け程度か。
それ以外はまずまず。

No.2 4点 makomako
(2010/03/23 18:53登録)
殺人事件が次々と起き、伏線が張ってあり、どんでんがえしで意外な(すぐ分かってしまうが)犯人と犯行があり、と何だか面白そうなのだがそれがあんまり面白くない。テシピどうりに作ったこくのない料理を老舗の味ですといっているようなもので、なんとも物足りないのだ。すぐに読めてまあ無茶苦茶の話ではないので時間つぶしぐらいにはなるかも。

No.1 4点 E-BANKER
(2010/01/16 23:03登録)
叙述の名手の放つ中途半端?な長編。
本作、「叙述物」としても「密室物」としてもクオリティーは低いと言わざるを得ません。
受験生である被害者が、大雪の試験日に偶然乗り合わせた1台の車・・・その「同乗者」が誰か?というのが本作の「仕掛け」に繋がっていくのですが、魅力的なプロットに比して、解答は陳腐な出来です。
温泉場での準密室トリックも、○○(そんなの知らない!)が伏線になってますし、ちょっと肩透かしですねぇ・・・
捻りも少ないので、ミステリー好きなら真犯人はすぐに分かってしまうかもしれません。

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