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ミステリの祭典

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くの一忍法帖
忍法帖

作家 山田風太郎
出版日1973年11月
平均点4.25点
書評数4人

No.4 3点 文生
(2021/08/24 12:52登録)
忍法帖シリーズの初期作品でくの一のエロティックな忍法が見せ場となっているわけですが、エロいとか奇想天外とかいう以前にどうにも間抜けっぽく感じてしまうのがつらいところです。特に、忍法天女貝のシーンは読んでいてドン引きしてしまいました。

No.3 5点 羊太郎次郎吉
(2017/03/18 06:39登録)
大河ドラマ「真田丸」を見て感動した後で読むとなんとも言えない気分になる。
登場するくノ一達が性器を武器に戦うのだがエロティックな感じは無し。
山田風太郎先生のエロやグロは滑稽に感じることが多い。山田風太郎先生が意図的にそう書いているのか。それともエロやグロを突き詰めると滑稽になるという見本なのか。

No.2 2点 江守森江
(2010/07/25 10:20登録)
書評1000件カウントダウン「6」
この作品がミステリーなら一世を風靡した永井豪の漫画「ハレンチ学園」もミステリーになってしまう気がする。
若い頃に映画を観たがエロさに不満があった。
どうせならアングラ大作として裏ビデオの女王・田口ゆかり主演で作成し、逆輸入ノーカット(ボカシ無し)版が裏ビデオ流通して欲しかった。
そんなヨタ話はさて置き、原作はさほどエロくないがエロ時代小説の原点として設定が今でも綿々と受け継がれている。
今では「学研」が時代小説を隠れ蓑にしてエロ小説を販売しているが、殆どがこの作品の亜流なのが設定の凄さを物語っている。
エロ時代小説としてなら歴史的価値も含めて満点。

No.1 7点 kanamori
(2010/07/08 18:44登録)
大阪城落城後の千姫を守る5人の女忍者と徳川家康傘下の伊賀忍者5人の忍法合戦。
もちろん女の武器を用いた忍法が読みどころ(笑)ですが、原作は映画ほどエロチックではありません。
秀頼の落し胤を宿した5人の女忍者たちの行く末は明白ですが、史実を覆す終盤のサプライズには、きっちり伏線が張られていたのはさすがです。

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