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ミステリの祭典

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バラバの方を

作家 飛鳥部勝則
出版日2002年04月
平均点5.17点
書評数6人

No.6 7点 メルカトル
(2026/04/20 22:34登録)
もっと野卑で暴力的な小説かと思っていたら、意外と真っ当な本格ミステリでした。ただ登場人物のほとんどがクセの強い人ばかりで、雰囲気は殺伐としています。相変わらずの絵画に関する薀蓄は健在で、特に宗教画を模した腸を引き摺り出された死体や、歯が抜かれた死体など見立て殺人をどう解釈するかが事件の鍵ともなっています。本作は異色作の多い飛鳥部作品の中でも特異点に位置する作品だと個人的には思いました。これが飛鳥部勝則を初めて読む読者にとっての入り口であっても悪くないでしょう。

なかなか破壊力のある本書ですが、グロやスプラッターとしては控えめで飽くまで本格寄りに軸足を置いている様な気がします。特に動機に関して比重を高めにしていると思います。だからと言って必ずしも納得感の得られる動機とは限りませんが。
個人的に印象に残ったシーンは、久仁子の父親の逸話や実質的な探偵役であり、独特の魅力を持っている佐井光次と持田との邂逅ですね。

No.5 5点 ボナンザ
(2026/02/09 23:43登録)
ホラー風味漂うスプラッタ。普段の飛鳥部のような寂寥感は感じず。意外な仕掛けもあるが、あまりインパクトが・・・。

No.4 5点 虫暮部
(2022/05/03 12:20登録)
 ムード良しキャラクター良し。印象的な台詞や場面が幾つもある。抽象的な動機や、それとは対照的なタブローの形而下的メッセージも可笑しく、かなり好き。しかし。
 計画的犯行であり、犯人は必要な道具類を予めホームセンターで購入している。それなのにアレだけは現地調達で、それが(唯一の?)手掛かりとなって犯人確定。
 と言う不自然さは私にとって無視出来ない瑕疵で、評価を大幅に下げざるを得ない。

No.3 3点 レッドキング
(2018/07/19 07:12登録)
残酷な聖画に見立てた大量死体の展示。「蛇女の娘」など癖のある登場人物達。豪華で面白いがミステリとしての仕掛けはいまいち。

No.2 7点 いけお
(2009/09/12 17:02登録)
犯人特定をもう少し掘り下げててもよかったが、なぜに纏わるの部分が主眼だから、それでも楽しめた。

No.1 4点 shinano
(2007/05/27 17:02登録)
これは分かりずらい ムリがある
読んでもこのタイトルまで辿りつけない感じがするな

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