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ミステリの祭典

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赤の調査ファイル
ST警視庁科学特捜班

作家 今野敏
出版日2003年07月
平均点6.67点
書評数6人

No.6 6点 いけお
(2012/05/27 01:07登録)
雰囲気が違うが、このシリーズは深い本格作品として読み始めていないので爽快な読後感でよかった。

No.5 7点
(2012/03/02 10:18登録)
STメンバーのリーダー格である法医学担当の赤城を主人公に据えた作品です。
赤城という男は正義感が強く、他のメンバーや刑事たちからも一目置かれ、しかも慕われる存在です。それだけなら面白くもなんともないのですが、対人恐怖症(特に女性恐怖症)でもあるところは、探偵は変人であるべし、といったホームズ時代より継承されるルールに則った感があり、今野氏のキャラクタ設定のうまさを感じます。ただ、女性恐怖症を示す行動、言動があまりなかったのは残念です。

今回の事件は大学病院の医療に関わる小粒なものです。というのが読み始めの印象ですが、最終的には実は・・・と、ミステリ的にも意外におもしろい作品でした(本格というほどではありませんが)。でもこの犯人、ちょっとやりすぎなのでは?
そして、そんなミステリ要素よりももっと楽しめたのが、久々に読書で興奮できたこと。気持ちよかったですね。溜飲が下がるってこういうことなんでしょうか。

No.4 7点 VOLKS
(2011/02/04 14:52登録)
医療問題、といっても中編程度のページ数+面白いシリーズ作品なので、さくさく読める。
いけすかないヤツにしっかり鉄槌が下されてスッキリ。

No.3 7点 HORNET
(2011/01/11 01:41登録)
 医療事故の原因解明にかかわって,赤城の過去も明らかになっていきます。赤城自身の最後のセリフが読んでいてうれしい。

No.2 5点 simo10
(2009/09/17 20:31登録)
STシリーズの赤編。
法医学担当の赤城が活躍します。
大学病院のずさんな医療現場の実態に迫るという作品。
TVや漫画等の医療モノでよく見聞きしますけど、ホント恐ろしさと腹立たしさを覚えてしまいます。
赤木の過去に触れており、また、苦悩する様が描かれているため他のシリーズとは異なり情に訴える作品と言えます。

No.1 8点 ひこうき雲
(2008/08/09 00:42登録)
『ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル』
「ST 警視庁科学特捜班」を読んで、ちょっとリアリティにかけたので、このシリーズはもういいかな~とも、思いましたが、STの色シリーズでは、一番面白いという評価が多かったので、この作品で読んでみました。
特殊能力の集まりというのが好ましくないのは変わりないですが、白い巨塔を思わせるような医療問題をテーマにした内容は、十分楽しめました。

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