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ミステリの祭典

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ミステリなふたり
京堂夫妻シリーズ

作家 太田忠司
出版日2001年03月
平均点6.00点
書評数5人

No.5 6点 まさむね
(2022/01/15 22:54登録)
 軽妙で読みやすい短編集。決して大掛りではなく、クイズレベルの短編も無くはないのだけれども、謎も一定魅力的だし、気楽に読めて良かったですね。京堂ご夫妻の雰囲気もいいな。

No.4 6点 makomako
(2020/05/30 18:24登録)
このシリーズは読み過ごしていたため、初めの作品が手に入らず、はからずも発表された逆の順番で読むこととなりました。
 うーん、初めはこんな感じなんだ。
 どの作品もそれなりに工夫されていた。かなり良いなあと思っていたが最後の方に来て景子の態度があまりに悪く(普通の人にこんな態度でいたら誰でも気分が悪いでしょう)さらに最後の作品は後に出るアラカルトの最後の作品と類似ですよねえ。
 こちらが先に発表されたのだからこちらから読めば問題ないが、たまたま逆に読んだためちょっと興ざめしてしまった。発表順に読めば問題なかったのですがね。でもアラカルトで興ざめとなるか。

No.3 6点 メルカトル
(2019/09/05 22:41登録)
密室、猟奇殺人、ダイイングメッセージ、アリバイトリック、吹雪の山荘、雪上に残され途中で途切れた足跡、意外な犯人などなど、本格のガジェットをこれでもかと詰め込んだ連作短編集。さらに最終話ではこれは!と思うような仕掛けが施されています。
それぞれが程よく余計な猥雑物を排して、スマートに纏め上げており、シンプルイズベストを地で行くような好編が並びます。妻で警部補の景子が家に事件を持ち帰り、それを夫でイラストレーターの新太郎が謎を解くという図式はほぼ固定されており、探偵役はもっぱら夫のほうです。一方景子は現場で部下に対して大変手厳しい態度で接して、氷の女、鉄女などと陰で呼ばれています。その態度がどうしても好感が持てないんですよね。はっきり言ってこのような女性が上司だと萎縮してしまい、いくら警察がタテ社会と言え、反感を買い多くの敵を作る結果にしかなりません。それでいて、自分が何か手柄を立てる様な活躍をするでもなく、只々夫頼りというのがちょっと許せません。
仕事中と夫婦の時間のギャップがあり過ぎで、それがまた良いんじゃないと思えるような奇特な人間だったら7点以上だったかもしれませんが、残念ながら私はそこまで寛容な人ではありませんのでこの点数で。

でも、謎は魅力的なものばかりで素晴らしいと思います。トリックにそれ程の意外性はなく、手品のネタを明かされた時のような残念な感じは残りますけど。

No.2 6点 図書室
(2010/01/20 19:12登録)
設定は、刑事の奥さんと謎を解く旦那さんの組合せ
可もなく不可もなくでしょう
多種多様な幅広い謎が用意され、まさに職人芸
これなら、8点献上!と思ったのですが、女刑事の職場における態度がかなり気になった。

やたら、同僚や部下に厳しい(鬼の女、鉄の女と呼ばれているが、それにしても・・・)読んでいて不快になった。
私個人の見解だが、いくらキャラクター作りとはいえ、あそこまで厳しい必要があるのだろうか?と疑問を感じざるを得ない

このため、-2点の6点としました

No.1 6点 なの
(2008/06/11 21:22登録)
如何にもドラマ向けと言いますか、何時TVスペシャルになっても驚かない設定。
内容も極々普通、可も無く不可も無い感じ。
最後のオチはバレバレっス。

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